れぽてんの雑感

夏川椎菜さんと上田麗奈さんと小原好美さんのオタクで美也・エミリーPです

はんげつのあの日、前橋で見た「アイマスがやりたいこと」

 

 いつもお世話になってます。れぽてんです。

 

 今回の記事では、3月17日に参加してきた「菊地真萩原雪歩 twin live "はんげつであえたら" 〜純藍〜」のレポートおよび私が感じたことをまとめようかなと思います。お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

 

1. 一般取れね? そして私はノリで前橋行きを決めた

 2月18日12時半ごろ。某ディスコードチャンネルで一つの情報がもたらされました。

 

 「はんげつの一般始まってます。普通に取れそう」

 

 正直驚きでした。速攻で捌けるのかと思っていたら、開始30分でまだチケットが余っているのかと。

 

 xRライブというものがどういった類の技術なのかは気になっていたし、AS担当の先輩P諸氏から常々ヤバいヤバいと聞いていたMRライブ(参考:

天海春香が目の前にいる! MRで展開する新時代のライブパフォーマンス、『アイマス』初のMRライブ公演をリポート - ファミ通.com

なるものをこの目で見るまたとない機会。であれば、1公演くらいなら行ってもいいのではと、完全にノリで参戦を決めました。

 

 ここで私のP歴の概略を。メインで追っているのはミリオンライブで、美也とエミリー担当です。AS組に関しては春香さんがめちゃくちゃ好きということで、担当Pさん方との繋がりはそれなりにありつつ、私自身もできる範囲でCDを掻き集めたりなどしたので、音源は手元にある状態でした。「全然知らない曲ばかりじゃないだろう」という安心感が、参加のハードルを下げてくれたのかもしれません。なおチケ代は高い。

 

 そんなわけで、もちろん担当はいない、私にとっては2度目となる純粋なAS組のライブ現地と相成りました。

 

⇩1回目⇩

wafumiru.hatenablog.jp

 

2. 「馴染んでいた」という不思議な感覚

 迎えた当日。ライブ自体は、私がチケットを取った公演より前に二つ行われていたので、ある程度の情報は耳に入っていました。セトリも公式が(まさか)投稿していたので目には入っていたのですが、どうも様子がおかしい。

 

 「これ、令和のライブか? 2010年代初頭じゃなくて?」

 

 やらんだろ。令和に「First Stage」やら「チェリー」やらは。「アマテラス」が最新の曲は本当に何。なんとなく聞こえてくる評判を総括すると、このセトリは「AS担当さん方が求めていた理想に近いもの」のようでした。期待値上がりまくりです。

 

 前橋駅に到着して改札を出ると、その視線の先に真と雪歩の等身大パネルがありました。そして「ようこそ! 前橋へ」の文字とポスターが目に飛び込んできます。

 

 会場までの道のりには、あちこちにライブのポスターがあって、ものすごく街に「馴染んでいる」感じがしました。決して浮いた感じはなく、「真と雪歩という765プロのアイドルが前橋でライブをやるから、お迎えしよう!」という雰囲気です。自然な形で、街全体で歓迎してくれているような空気があって、少し不思議な感覚でした。

 

 開場まで1時間と、そこまで時間は多くありませんでしたが、前橋文学館を覗きに行きました。昼の公演(悲藍)が終わったばかりだったので、展示には列ができるほどでした。すごく良かったなと思ったのが、言い方が難しいのですが、雪歩を私たちと変わらないように扱っていた点です。浅倉杏美さんの(サインはありましたが)名前はどこにもなかったですし、職員さんも「雪歩さんの展示はこちらです!」という案内をしていました。「〜役の○○」ではなく、萩原雪歩がコラボしていたのが嬉しかったです。

 

3. 真と雪歩がそこにいた

 会場まで移動して、知人と「やっほー」などと挨拶しつつ(Act-4ぶりって久しぶりか?)、会場に入りました。今回は楽屋花が見られる! ということで、撮ってきました!


 その後、一番上まで移動して(一般チケだからね!)座席で開演を待ちました。「何が見られるんだろう」というので、Act-4の時とは違う意味で少し緊張していました。開演前のナレーションが真と雪歩で、「実在性!」って感じですごくテンション上がりました。

 

 開演して、聞こえてきたのは「First Stage」。ステージには真と雪歩がいました。なんと言うか、これ以外の表現ができません。これで過不足なく、十分な言い方だと思います。

 

 アンコールの「まっすぐ」。ようやく現地で聞けました。ミリオン6thプリンセス公演の忘れ物です。ちなみにあと聞きたいのは「DREAM」と「またね」です。

 

 終演後に「お見送り会」もあったのですが、真と雪歩が一人ひとりに反応を送っていて、この技術が「握手会」とかに生かされたらどうなるんだろうと夢が膨らみました。美也ちゃん神対応

 

 

4. アイマスがやりたいこと

①xRライブの今後

 このクオリティーで他の子でも見たいですね! ASの他の子はもちろん、他ブランドにも横展開してほしいです。ライブという形以外にも、ファンクラブイベント的なアットホームなもの、握手会などなど…

 

 ミリオンライブでやるならどうなるんでしょう。3人1組で13回でツアーとか……想像するのはいつも自由なので、これからを楽しみに待ちたいです。個人的には、Cleaskyでこれが来たら命日ですね。シャルシャロも文脈やばそう。

 

②地方の活性化

 私は今回、初めて前橋という地を踏みました。モチベーションの関係であまり周りませんでしたが、全域でコラボが展開されていたのは知っていますし、それはものすごく良いことだったと思います。

 

 ライブがあることで、その地に行き、楽しむ。端的に言えばお金を落とす。コラボカードなんてもらえるものならもう、むしろ喜んで差し出す。ミリオン10thAct-2の名鉄観光はまだ記憶に新しいですね。

 

 そもそもライブじゃなくてもいい。豊洲防災(

『ミリオンライブ!』×「豊洲防災Festiv@l 2024」コラボ公式レポ | アニメイトタイムズ

がそれです。

 

 アイドルマスターは、「3.0 VISION」としてIPを軸とした展開を図っていくとしています。xRライブも企業コラボもその一環です。事業戦略として掲げている以上、こういった取り組みはこれからも続いていくものと思いますし、その動きは加速していくのでしょう。

www.bandainamcoent.co.jp

 

 

 

 今回のtwin liveは、ある意味で実験的な側面も大きかったのではないでしょうか。どれだけの人が集まるのか。地方とのコラボで何が生み出せるのか。どれほどの反響があるのか。結果をどう見ているかはバンナムのみぞ知るといった感じですが、私たちができることは「全力で楽しむ」ことだけです。

 

 私が言いたいのはただ一つ。絶対に春香さんと美也、エミちゃんでも同じことをやれ。終わります。





運命の出会いを信じてる?

 

運命の出会いが「あるか」と聞かれたら、

私は「ない」と答えるでしょう。

 

 

けれど、運命の出会いを「信じてる?」と聞かれたら、

迷いなくこう答えます。

 

 

「信じてる」と。

 

 

 

 

 

 

 

 はじめましての方ははじめまして。美也・エミちゃん(エミリー)担当プロデューサーを名乗っています、れぽてんと申します。

 

 ミリオン10thAct-4、お疲れ様でした! 私は幸運にも、2日間とも現地で「伝説」を目撃することができ、10年経ってもなお輝きの衰えない、むしろ増している彼女たちを現在進行形で追える喜びを噛み締められました。

 

 頑張ったお花企画のことはこちらに書いたので、読んでいただけると嬉しいです。

 

 また、個別具体の曲の言及に関しては、別記事でまとめようと思っています。じゃあここで何を書くのかと言えば、私が10thツアー中に願い続けた……いえ、美也の担当プロデューサーになってから恋焦がれ続けた "あの曲" についてのお話です。

 

 自分語りです。ごゆるりとお付き合いいただけますと幸いです。

 

 

 

 

1.棘

 私がなぜ美也を担当アイドルに選んだか。さまざま理由はあります。けれど、一番根っこのきっかけを振り返るとやっぱりこれなんだろうなと思いました。 

 

 本当にたまたまだったんです。当時はミリシタを始めたばかりで、なんならこのタイミングが私とミリオンライブのファーストコンタクトで。「とりあえず、まず曲からかな」と思い、某動画サイトによく上がっている某メドレー動画を適当に聞いていたんです。

 

 その瞬間、体に電流が走りました(グッドサインまじで良い曲なので皆さんもっと聞きましょう)。

 

 閑話休題

 

 この時ばかりは比喩でなく、頭のてっぺんからつま先までビリッとしたものが駆け巡ったのを感じました。布団に横になりながら適当に聞き流していて散漫だった意識は、一点に集中していました。

 

「今の曲、なんだ」

 

 分からなくなってしまう前に、急いでシークバーを戻して、画面に目を向けて、見えた文字。

 

初恋バタフライ宮尾美也

 

 アイマスに「担当アイドル制」があることは知っていました。けれど、当時はいまいち刺さる子もおらず、自らが誰か一人の子を「担当アイドル」に選んでいる姿も想像できませんでした。

 

 今振り返れば、それがひっくり返った瞬間は「この時」だったんだと思います。ここから美也の担当プロデューサーを名乗るまでに約1年の時を費やす(だいたいの理由:

https://x.com/wafumiru/status/1734570898030723507?s=46&t=TowtkhENM4LHEs5Nj6uYfQ

)のですが、その期間中もずっと、私の心の中に初恋バタフライはあり続けていました。刺さって抜けない、棘のような存在。私にとっての原点。それが初恋バタフライです。

 

 

 

2.夢

6thライブツアーAngel公演。記憶に新しい方も多5年前!??!!?!!??!!??!!???!???!!?????!?

 

 そこで披露された美也のソロ曲は、初恋バタフライでした。美也Pなりたての当時。ミリオンの動きもそこまで深くフォローしておらず、私生活も忙しかったため、遠征してライブに参加するという選択は私にはできませんでした。

 

 その後、円盤を買って繰り返し繰り返し見ました。映像の中の宮尾美也桐谷蝶々さんは、美しくて。今でもまだ、どういう言葉でこの感情を表現すればいいのか、分かりません。

 

 今思えば、このライブに参加できていなくて「よかったな」と感じます。歴が浅すぎて、私はきっと「メッセージ」を何も受け取れなかったでしょう。逆に言えば、今の状態が5年前だったら、どんな手段を使ってでも私は現地に行ったと思います。

 

「いつかこの曲を現地で見届ける」

 

 それが、私のささやかながら大切な「夢」になりました。

 

 

 

 6thSSADay2でミリオン初現地を踏んでから3年半。再び巡ってきた現地のチャンスは、9th武道館Day1でした。

 

 確定ではあったのですが、美也の披露曲はWalking on the Square。や、この曲めちゃくちゃ良いんですよ……という話は本筋から離れるので置いておきます(サビの「広場を渡り、次の角曲がったら出会うかも」のところのダンスほんとに好き)。

 

 そこで発表された10thライブツアー。私の中に、一つの期待が生まれます。

 

「どこかで初恋バタフライをやるんじゃないか」

 

 この時少しだけ、でも確実に、夢が叶う予感がしました。

 

 

 

 9th、Act-1、Act-2で披露したソロ曲は、順にWalking on the Square、ハッピ〜 エフェクト!、ふわりずむ。"あの曲" を除いた美也のソロ曲全てを披露してくれていました。

 

「ここしかない」

 

 逆算して、Act-4で「ソロ曲をやる」という予感はありました。Day1。自分でもうまく説明できないような、期待・不安・緊張・祈り……それらがない混ぜになって、表現を選ばず言わせてもらうなら「吐きそうな」気持ちで臨みました。

 

 ソロ曲がメドレー形式と分かり、初恋バタフライに怯え続ける4時間。「ここか」「来ないのか」───待ち続けて、結局この日に美也のソロでの出番はありませんでした。

 

 

 

 終了後、参加したラウンジ打ち上げの場で、私が一番信頼している美也P(のうちのお一方)が言いました。

 

「教えてlast note…からの初恋バタフライ、絶対に来るって」

 

 枯れた声で即答しました。

 

「6thAngel!!!!!!!!!!」

 

 

 

 Day2。吐きそうです。ぐるぐるです。

 

 けれど、私一人だけが情緒を乱していても意味がないと思いました。同担だけじゃない。一人でも多くの方に「この曲をこのタイミングで披露する意味」を知ってほしくて。 

 

 どれだけこの事実を知っていただけた方がいらっしゃったかは、フォローできていません。けれど数字から見て、価値はあったと思っています。これが、私があの瞬間、美也のステージを輝かせるためにできる最大限でした。

 

 ライブが始まって、半分程度が過ぎた頃だったでしょうか。そして来た、あの曲。

 

優しい香り 残るステージ

 

 ただの予想・予感・期待でしかなかったものがこの時、確信に変わりました。体の震えは止まらず、心臓は早鐘を打ち───

 

 ───そして、私のプロデューサー人生の中で、最大の幸福と一生ものの後悔を味わった3分間が始まりました。

 

 

 

3.涙

 イントロ。周りの人には本当に申し訳なかったけれど、心からの叫びが出た。知ったこっちゃないとは思うけれど、こっちは6年と少し、願い続けたんだ。それが今、叶ってるんだ。許してほしい。

 

 震える手と体を必死に押さえつけて、なんとかステージを真っ直ぐ見て、ペンライトを振り続けた。振り続けたかった。けれど。

 

 どこの場面だったかは忘れてしまった。モニターを見て、表情を確認した。切なげかな、儚げかな、なんて思っていたのだけれど、映っていたのは、笑顔の蝶々さんで。

 

「あぁ。君はこの曲を、この特別な場で、笑顔で歌うんだな」

 

 そう思ったら、涙が止まらなくなった。

 

 つつがなく、ではなかったけれど(後述)、ステージは終わって。その瞬間、崩れ落ちた。立とうとしても、力が入らなくて……7, 8分、その場でうずくまっていた(後から聞いたら、スタッフさんからガチ心配をされていたらしく、「爆笑した」(連番の美也P)とのこと)。

 

 

 

 曲後のMC。蝶々さんが明かしてくれたのは「悔しさ」でした。それも涙を流すくらいの。

 

 そしてこれこそが、私が生涯忘れることはないだろう、美也の担当としての一生の不覚です。

 

 この披露の瞬間を指折り数えて待っていたのは、あのステージで会える日を誰よりも願っていたのは、他でもない、蝶々さんのはずだったんです。そんなことにさえ思いが及びませんでした。他の人からの指摘がなかったら気付けませんでした。覚悟と想いの重さを、私は受け取れきれなかったんです。

 

 プロデューサーを辞めようかと、本気で思いました。自分のことしか考えていなくて、アイドルに寄り添えないプロデューサーなんて、いらないと思いました。

 

 いろいろ考えました。一度結論を出して、それでいいのかもう一回悩んで……繰り返し繰り返し、自問自答しました。

 

 

 

 最終的に私が出した結論は、ある意味で「保留」でした。見守り続けて、研鑽を続けることで、「待とう」と思いました。次に披露があるその日までに、私はもっと初恋バタフライのことを好きになっておこうと思います。先のことは、その瞬間を迎えてから考えることにします。

 

 やっぱり美也が好きだから、わがままなのは承知で、プロデュースは続けたかったんです。隣に居させてほしかったんです。

 

 きっともっと、素敵なプロデュースを届けられるように……悩んで悩んで悩んで、頑張ります。

 

 

 

 

 

運命の出会いが「あるか」と聞かれたら

私は「ない」と答えるだろう

 

 

けれど、あの日、あの時

初恋バタフライと出会ったあの瞬間が

「運命」じゃないとするのなら

 

何を「運命」と呼ぶのだろう

 

 

だから私は、運命の出会いを「信じてる?」と聞かれたら

迷いなくこう答える

 

 

「信じてる」と

 



想いを届けるということ 私が駆け抜けたミリオン10thツアーのお話

 ミリオン10thライブツアー、皆さまお疲れさまでした。運営サイドはもちろんのこと、参加した私たちプロデューサーサイドも、それぞれがそれぞれの形で楽しみながら、駆け抜けたことかと思います。

 

 コンテンツの10周年。並々ならぬ想いを抱えていた方も、「ライブだ!!!!」という気持ちでいた方も、出会って日は浅いけれど「素敵だな」と思っていた方も、あるいはこれで区切りをつけた方も……他にもたくさんの「色」が混じり合った1年だったように思います。私自身も、いろいろな「温度感」に触れながらの1年でした。

 

 私はこのライブ、Act-1〜4全ての公演で宮尾美也桐谷蝶々さんにフラワースタンドAct-1、3、4)と楽屋花(Act-2、3)を贈らせていただきました。

 

 ここでは企画主催としてではなく、この1年間の清濁織り交ざった私の個人的な「主催に懸けた想い」を綴らせてください。

 

 

 

 私にとってフラスタは「応援の形の究極」でした。「理想」と言い換えてもいいかもしれません。参加者様の管理、事務連絡、お花のデザイン決め、お花屋さんとのやりとり、スケジュール管理、お金を預かることの重大性……これらの手間を考えたら、「どれだけの熱量="好き"があれば、そんなことができるんだろう」とずっと思っていました。ライブ会場に並ぶお花の数々を写真に収めながら、それは憧れであったと同時に、自分には決してできないことだろうと思っていました。

 

 別に、そのために今までやってきたわけではありません。2019年12月に「美也を担当する」と心に決めてからずっと、想い・目標は一つです。

 

 

「同担にとどまらず、美也の魅力を『この子を(存在は知っているけれどよく)知らない人』『この子にまだ出会っていない人』たちに届ける」

 

 

 そういった人たちから「美也ちゃんって素敵だよね」「美也ちゃんの曲いいよね」などと言ってもらえるように……行動が伴えていたかは分かりませんが、気持ちとしては変わらないものとして、今も抱いています。

 

 

 

 いつからかはあまり覚えていません。何かきっかけがあったようにも思います。「想いを一箇所に集めて、形にしてそれを届けることの大切さと尊さ」は、気づけば私の中で大事な、一つの「応援の指針」になっていました。

 

 新型コロナの世界的な流行により、ライブやお花文化が一度全てストップしてしまったことは、「リセットがかかった」という意味で、新規参入のハードルを下げてくれたように思います。もちろん多くの方にとって、感染症の蔓延は「プラスのこと」ではなかったはずなので、これ以上は書きません。

 

 

 

 その日のことは今でもよく覚えています。

 

 あの時。あのタイミング。私の周囲にいて支えてくださる方々の存在。自分の中にある熱意。「やれる」と思えました。あの瞬間が「スタート」でした。

 

 MOIW2023ののぼり企画が発表された次の日。必死で文章を考えたことも、震える指で送信をタップしたことも、待っている間の「生きた心地がしない」緊張感も、ご快諾のお返事をいただけた瞬間の安堵感と企画への使命感も、全部全部覚えています。

 

 過去に企画を立てていた方々に倣ってツイプラを立てて、ご助言や叱咤激励をいただきながら必死に宣伝をして、形にしていって……晴れ空の下、当日現地で見た「美也のぼり」は、私にとってはどののぼりよりも輝いて見えました。

美也のぼり。Cleaskyとしての出演だったので、セーラードリーマーで

 

 Act-1。縁あって、「あなたが主催で美也のフラスタをやるなら、描かせてもらいたい」と言っていただけました。奇跡か何かだと思いました。偶然にもそれは、公式がフラスタ受け入れOKの告知を出す1日前で。

 

 ライブが終わって翌日は美也の誕生日。なら、それを目一杯お祝いするような、華やかなフラスタにしたいと思いました。美也と蝶々さんが笑顔になってくれるように、コンセプトもデザインも一緒に考え抜きました。(初めてで見通しが甘かったせいで)余らせてしまった予算で、真っ赤な楽屋花も贈りました。

フラスタ(左)は、「幸せ」が全体から伝わるように。楽屋花は、美也の内側に秘める「情熱」「熱意」をコンセプトにしました

 

 現地で寄せ書きも集めました。こんなにも美也を、蝶々さんを好きな方がいるんだなって、私まで一緒に嬉しくなりました。

寄せ書き。SSA現地の2日間で集めました

 

 Act-2。フラスタの受け入れはありませんでした。普通の楽屋花でも良かったんです。でも、せっかくなら美也と蝶々さんに驚いてほしかったし、忘れられないような物を贈りたかったから、「フラワードレス」という選択をしました。

ハニーオブバタフライのフラワードレス。5th~9thの振り返り公演だったので、ミリシタの美也の要素を出せればと思いました

 

 Act-3。私のわがままで、「装飾類は付けずにお花とパネルで作りたい」と言いました。フラスタはお花が主役というのは大事にしたいなと思っています。アニメ放送期間中のライブだったので、コンセプトは「はじめまして」にしました。開演前、ミリシタ公式が取り上げてくれたことは忘れられません。楽屋花も贈りました。

フラスタ(左)には赤・青・白のバラを使いました。本数にこだわって、意味を込めたのが思い出深いです。楽屋花は美也の担当カラーの「d7a96b」に近いお花を入れてもらいました

 

 そして何より、蝶々さんがフラスタとの2ショット写真を撮ってくれました。信じられませんでした。夢かと思いました。何かの間違いかと思いました。人生で一番の宝物です。

 

 Act-4。10周年の最後のライブ、ありったけの「好き」と「ありがとう」を届けたいと思いました。だから、二つ出しました。

 

 美也のフラスタは、私たちから手渡しで花束を贈って、それを美也が受け取ったような雰囲気を出したかったから、等身大パネルを使いました。Cleaskyのフラスタは、一緒に考えに考え抜いて、これ以上ない物を作れました。

美也に宛てたもの(左)とCleaskyに宛てたもの

 

 

 

 私にとってはMOIW2023から始まった、企画主催として駆け抜けた1年間。「どうやったら喜んでくれるだろう」「何をもらったら嬉しいだろう」───私なりに、美也と蝶々さんのことを考え続けた1年間でした。

 

 同じくらい、参加してくださる皆さまお一人おひとりのことも考えた期間でした。企画に託してくださった想いは、同等かそれ以上にして、美也と蝶々さんに届けなければいけないものです。少しでも「企画に参加できてよかった」と思っていただけるよう、私にできる形で礼を尽くして、やれることは全部やらせていただいたつもりです。

 

 

 

 そしてこの1年は、悩み続けた毎日でもありました。過去のミリオンのフラスタを見ながら、今いる他の美也Pの方々を見ながら、「私なんかで本当に良かったのか」と。

 

 大した人間じゃないんです。主催に向いていないと思ったことが何度あるかと聞かれたら、数え切れませんと答えます。周りを見れば、私なんかよりもよっぽど美也を、蝶々さんを理解して、愛している方がたくさんいるのに。その方々が主催したほうがよっぽど素敵なプロデュースができただろうに。私が主催し続けたことで失わせてしまったものがどれだけあるだろうかと、思い続けて。

 

 実際に、最後はミスをしてしまいました。結局私は、想いを預かることの重みも何も、理解できてなかったんです。分かってたんです。そもそもは、こういうことをどこかでやらかす人間なんです。

 

 他の方だったらもっと上手くできたかもしれない。他の方の機会を失わせちゃってたかもしれない。

 

 

 

 

 

 けど。けど! けど!!!

 

 

 

 

 

 今回動いたのは、他の誰でもなく、私だったんです。

 

 「私なんかが」ってずっと思いながらも、「ありがとうございました」って言葉をいただくたびに、「私だったからやれたことも、つなげた縁も、届けられた想いもあったのかな」って、少し思えたんです。それは、失敗してしまった事実の免罪符にはなり得ないけれど、もう一度立ち上がって前を向く勇気をくれるものとしては、十分でした。

 

 

 

 

 

 1年間、美也と蝶々さんに宛てたお花を出し続けました。

 

 1年間、たくさん悩みました。たくさん苦しみました。

たくさん考えました。

考えて、考えて、考え抜きました。

 

 お花企画の主催は、大きなプレッシャーであったと同時に

こんなにも多くの方が

美也を、蝶々さんを応援してあげたいと思っているんだなと

実感できる機会でもありました。

 

 ずっとそのことを一番近くで感じることができて、幸せでした。

私一人では絶対に叶えられなかった「夢」でした。

 

 「たくさんの方に応援していただいて、

宮尾美也ちゃんは幸せですね」

 

想いは届いていました。

この言葉を見た時、心からそう思えました。

涙が出ました。

 

 

 

 ミリオンライブ10周年。

誰にとってもきっと特別で、大切だった1年間。

 

 

 

 そんなタイミングで、世界で一番の担当アイドルに宛てた

お花の主催をできたことは

 

 

 

 私のプロデューサー人生における

一番の誇りです。

 



ご報告

 

 

 

大切なご報告があります。

 

 

 

私は今日、エミリー スチュアートを担当に加えることを決めました。

 

 

 

担当アイドルとは何か、担当プロデューサーとはどういう存在か────私なりにたくさん考えました。めいっぱい悩みました。

 

 

 

私は5年間、ずっと宮尾美也だけを担当アイドルに据えてプロデュースしてきました。だからこそ、決意した今も、決意したはずなのに不安でいっぱいです。ちゃんとやれるだろうか、と。

 

 

 

その上で、そんな自分を許すことにしました。エミリーの仕掛け人としての今の私は、5年前に美也をプロデュースすると決めたあの時と同じスタートラインに立っているのです。当時私は、美也のことをきっと何も知らなかったし、美也とコミュニケーションを重ねる中で徐々に美也のことを知っていきました。その先に今の私があります。

 

 

 

だから私はこれから、少しずつ、私のペースでエミリーのことを知っていって、その先に「自分の納得できる形のプロデュース」をエミリーにもできたらと、そう思います。

 

 

 

2人にかけることのできる熱量に、どうしても差ができてしまうことはあると思います。きっと私は今後、その事実にとても苦しむのだろうこともなんとなく想像できます(具体的に言うと7周年アイドルランキングどうすんねん問題)。まあでも、それはその時の私がどうにかするでしょう。

 

 

 

もうすぐ私は美也Pとして6年目に突入します。これからもよろしくお願いします。そして今日から、私のエミリーPとしての1年目が始まります。新人です。ひよっこです。ちょっとずつ頑張っていきます。

 

 

 

頼りないと思うけど、誰より君の味方でいるから。これから私だけのプロデュースの欠片を集めていって、エミリーと一緒に夢を描こうと思います。

 

幸せを形にするということ

 数カ月前に親戚の結婚式に行った。そこでふと思ったことがある。幸せを形として見せるのは、恩返しなのだと。とても大切なことなのだと。

 

 招待する人たちの顔を浮かべて、「こうしたら喜んでくれるだろうか」「こんなおもてなしなら笑顔になってくれるだろうか」と、披露宴のプランを練ってくれたのだろうと思う。

 

 企画の主催をやっていた最中だったから、余計にそんなことを思った。受け手としてのそれを想像できた。他人を想って何かをすることの喜びと、それを受け取る側の幸せ。

 

 同時に、「幸せ」をこのように形あるもの(この場合は結婚式だったが)として表すことの重要性も感じた。何と言うか、「幸せ」という人によって形も違えば中身も違うものを形にしようとする過程にこそ「幸せ」が込められるのだ。そして何より、形にして「私たちは今こんなに幸せなんですよ」と示すのは、受け手にとって分かりやすい。この分かりやすさが大事になる。

 

 だから、ファンとして推しに伝えたいものとか、プロデューサーとして担当アイドルにやってあげたいこととか、全部全部形にしてみればいいと思う。不器用でいいし、見様見真似でいい。「推しや担当アイドルのことだけを考え続けた、想いを込めたその時間」はあなたにとってものすごくかけがえのないものになる。そしてそれは伝えたい人に必ず伝わる。

 

 結局、「想いは形にしないと伝わらない」のだ。形にしよう。一歩ずつ、半歩ずつでいいから、形にしてみませんか?

 

 ……まあつまり、結婚したら結婚式を開いた方がいいよ、ってことだ。結婚式は開こう。

私とミリオン10thツアー(前半戦)

       

 こんにちは、美也Pのれぽてんです。ミリオンライブの10thツアーがいよいよ始まったと思ったらもう折り返しとのことで、大変驚いています。何も文字に残していない。

 そんなわけで、私にとってチャレンジばかりだった、そしてたくさんのものをもらった10thツアー前半戦(Act1, 2)を振り返ってみたいと思います。

 

 

1.そのとき歴史が動いた

 3月10日、公式から一つのお知らせが投稿されました。

 

フラワースタンドおよび楽屋花の受け入れOKの案内。この瞬間、私がAct1に向けてやらなければならないことが定まりました。

 

「美也と蝶々さんに、たくさんの想いが込められた世界でたったひとつのお花を贈る」

 

 ずっとずっと夢見ていたことでした。水瀬いのりのライブで、TrySailのライブで幾度となく目にし続けてきた"それ"は、私にとって応援の形のゴールでした。どれだけの「好き」があればあんなに素敵なことができるんだろうと、自らの「好き」と比較して、憧れて。企画取りまとめは、言うなれば「人が集まる自信」もなければいけません。私には人脈もない。人なんか集まるわけない……イラストは誰に頼む? そもそもお花屋さんへの注文ってどうやるの? 流れは? 「なんとなく大変」というイメージだけが先行して。フラスタは、特別な力を持った人しか贈れない何か、と思っていました。

 

 けれど、今の私にならできる、そう思いました。美也Pとして美也の魅力を伝えんとこれまで4年と少し活動してきて、少しずつ交流の輪が広がって、頼らせていただける方もできて。2月のMOIW2023ではのぼり企画の主催もやって、多くの方のご協力をいただきながら完遂して、良かったことも後悔もあって。すべてのピースが揃っている今しかできないと思いました。

 

 そして何より、私が贈りたかった。1月の9thライブで美也が「今あなたがくれたこの花」と歌ってくれたあのときから、覚悟は決まっていました。しかもライブ翌日の4月24日は美也の誕生日。贈らないという選択肢はありませんでした。

 

 準備の過程は気が向いたら別の記事にまとめます。「Act-3でお花贈ってみたい! けど何も分からん」などという方はDMでもいただければ、私でよければいくらでもご相談に乗りますので、お気軽に。

 

2.涙も迷いも君だけの……(4月22日)

 この日の私は、たった一曲に懸けていました。

 

思えばミリオンのどの曲よりも、いや、自分が聞いてきた全アーティストの曲の中で言っても、「君だけの欠片」との付き合いは古いです。

 

道が分からなくっても

今を逃げたくなっても

あきらめないことの大切さを

君が教えてくれたから

ここまで頑張れたよ

 

この歌詞に何度となく、人生の大切な局面で救われてきました。いつも心の深い部分に「君だけの欠片」があって、辛くなったとき、逃げたくなったとき必ずこの曲を聞いて、落ち込んだっていいから、その後は必ず前を向いてというメッセージに勇気をもらっていました。

 

 ある種の「覚悟」を持って臨んだDay1だったわけですが、ライブ前にはこんなこともやっておりました。

 

現地で寄せ書き集めるの、一回やって見たかったんです! もともと知り合いだった方、飛び込みで来てくれた方、2日間でいろいろな方に書いていただけて嬉しかったです。

 

 ほかのプロデューサーさんとの交流もライブの醍醐味だと思いますし、あれほどたくさんの方とお話ができるようになったというのは、6thのときの私に言ったら驚くだろうなと思います。

 

 そんなわけで入場。フラスタの列なっっっっっっっっっが!!!!

 

 ライブ本編はと言いますと。

 

これに尽きるよね……

 

やばい曲いっぱいあったよ!? 楽しかったよ!?

 

だけどさぁ……お前なんだよ……

 

 3rdライブを意識した正座で始まり、一音一音を、一言一言を届けるように歌うエミリー スチュアート役郁原ゆうさん。映像でしか見ることが叶わなかったその光景が確かに目の前にあって、手と脚の震えが止まらず、座り込んで泣くことしかできず。君のこの曲に救われてここまで歩んできた私にとっては、この瞬間は間違いなく、過言でなく人生のハイライトでした。早い?

 

 この曲以外だと、リフレインキス、想いはCarnaval、PRETTY DREMERあたりが印象に残ってますね。たのしかったー!

 

3.この1日を歴史に残せ(4月23日)

 美也P的にはこちらが本番。2日目です。この日も寄せ書きを集めたり。

 

 めちゃくちゃ怖い集まりを見に行ったり。

(みんなもミリシタスコアタサバイバルを応援しような!!!!)

note.com

 

 いろんな方とごあいさつしたりなど、楽しかったです~。開場前のこういうの大好き~。

 

 さてさて入場、開演、そして。

 

私は2023年4月23日をこの先何があっても絶対に忘れない。

 

君がセンターに立って、輝く笑顔で歌った「合言葉はスタートアップ!」を歴史に残します。これは個別で記事を書いたので読んでね!

wafumiru.hatenablog.jp

 

 2日目ももちろん、この曲以外にもたくさん楽しめました。ハッピ~ エフェクト!、グッデイ・サンシャイン!、Smiling Crescent、瞳の中のシリウス……一番楽しかったのはBOUNCING♪ SMILE!かもしれません。Crossing!の激エモ映像演出もしっかり見られたし、Thank You!のわちゃわちゃタイムで相変わらず蝶々さんと原嶋さんが仲良くしていてにっこりだったし、目がいくつあっても足りない。楽しかったな。嬉しかったな。

 

 フラスタ企画も無事完遂。お金が余りまくって「やべ」となって急いでプレゼントと楽屋花を用意したのは内緒です。ご迷惑も多くお掛けしたかと思いますが、成功はすべて、参加してくださった皆様がいたおかげ。改めてここで、感謝申し上げます。

 

4.そうだ、名古屋に行こう(7月29日)

 いろいろあってメンタルがやられていた私は、ふと思い立ちました。

 

一般先行のチケットが余っていたこともあり、この決断は比較的難しいものではありませんでした。ただ一点、行けるのがDay1というところを除けば……美也、いねんだわ。

 

 それでもやはり、10thツアーは全身で浴びて、全力でお祝いしたい。その気持ちが勝りました。美也の応援はDay2に行ける方に託して、私は私でDay1を楽しむことを決めました。

 

 実はこれよりもだいぶ前に、Act2でもお花企画を実施、進行していました。

 

「衣装を模したフラスタが作れるんだから、楽屋花でも同じことできるでしょ!」くらいの軽いノリで調べたら、ビンゴ。というか、思っていたよりもずっと実物に近いものを再現してくれるっぽくて、これはもう、やるしかないなと。今回も、ご支援いただいた皆様には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 

 そんなわけで、レッツゴー名古屋&観光!

 

ミリオンは名鉄観光とのコラボをやっていましたが、私は華麗に全スルーして回りたい所をせっせと見てきました。会場でのぬい会合もありがとうございました! Act3ではもっとパワーアップしたものにしましょう。とにかく暑すぎてエンカどころではなかった……

 

 そしてそして、美也がいないDay1、はてさて……

 

なんで????????????

 

や、確かにこの情報なかったら、美也いないのに美也の6周年Tシャツと法被を着た完全なる不審者だったんですけど、予想の斜め上くらいからの被弾で悲鳴が出ました。まあ、美也と言えば将棋だよなぁ。

 

 とまあ、それは置いておいて、この日はシャクネツのパレード、グローインミュージック!、スノウレター、さかしまの言葉、Glow Mapですかね。特に、見ましたか!!!! さかしまの言葉の照明を!!!! 円盤に入ってるといいなぁ。

 

 お花も蝶々さんに届きました! 嬉しすぎて泣きました。よかったね。

 

 ちなみに終電がマジのマジでやばかったです。帰れん思た。

 

 2日目は現地に行けていないので感想はありません。アーカイブで見た宮尾美也桐谷蝶々さんがかわいくて美しくて綺麗だったってだけじゃだめ? ちなみにふわりずむで号泣しました。「前だけ見つめて 進むと決めたから」に人生を救われている。

 

5.そこはきっと、願いが叶った場所

 きっとどんな人にとっても、Act1, 2で見た景色はきっと、喉から手が出るほど焦がれていたもので。10周年だからこそ見られた、奇跡みたいな光景で。多くの人から喜びの声が上がっているのを見て、そんなようなことを思いました。ミリオンにとっては4年ぶりとなる久しぶりのツアーで、それを考えても、たくさんの人にとって想い出となったAct1, 2だったのではないかと。

 

 私自身にとってみれば、きっと今この瞬間しかできなかっただろうお花企画の主催をできて、想いを届けられて、とてもとても10thツアーを楽しめています。ライブの想い出を振り返った時に、たくさんの人と交流できたなとか、あそこで食べたあれはおいしかったなとか、お花企画参加したなとか。いっぱいある記憶のうちの一つになれば、なってくれれば、それはとても幸せだなと思います。Act3では寄せ書きとかシュシュ合わせとかぬい会合とかやりたい!

 

 10thツアーが一生の経験となるよう、かけがえのない担当アイドルと一緒に、記念すべき年をこれからも駆け抜けていきたいです。おわり。

 

 

 

 

 フラスタ企画進行中です!

 

応援の気持ちさえあれば、美也が担当じゃないという方でも大歓迎です。どうぞよしなに。

ハッピ~ エフェクト!の半角スペースのお話

 

皆さんこんにちは。突然ですが、宮尾美也さんのソロ1曲目、正しく言えますか?

 

………………………………

 

そう、

 

ハッピ~ エフェクト!

 

ですよね。

 

ハッピ(波ダッシュ)(半角スペース)エフェクト(エクスクラメーションマーク)

 

ですよね!!!!

 

知らなかった方は、覚えて帰ってくださるとうれしいです。

 

 

 

さて、今回はそんな「ハッピ~ エフェクト!」の「ハッピ~」と「エフェクト!」の間の半角スペースの話です。

 

 

 

先日、大変興味深い「Walking on the Square」の考察記事を読みました。

 

詳しい内容はぜひお目通しいただければと思うのですが、中身から少し抜粋させてください。

 

この『Walking on the Square』は彼女のソロ1曲目『ハッピ~ エフェクト!』のAメロにある『お散歩に出かけました 今日も私は幸せです』の『お散歩に出かけました』と『今日も私は幸せです』の間にある空白(スペース)の歌だと思っています 。

 

や、スペースというものを「時間的隔たり」と捉えるこの考え方、唸りました。ここを起点に、ハッピ~ エフェクト!に考えを飛ばしてみましょう。

 

幸せを意味するハッピーと、効果・影響を意味するエフェクト。そしてこの二つの語をつなぐ半角スペース。ハッピ~ エフェクト!は、美也自身が思う幸せと、その幸せをとなりの人に分け与えることで、どんどん幸せの輪を広げていく・いきたいという、アイドル宮尾美也の抱く思いと理想を描いたものです。

 

先の考え方と照らし合わせてみると、すなわちスペースを「時間的隔たり」と捉えると、美也は、自身のこの思いの達成には時間がかかることを自覚している……と理解できるのではないでしょうか。自らのアイドルとしての目標の大きさを正確に理解した上で、達成が難しいものであるということも、必要な努力に時間がかかることも、すべて分かっている……そんな意味合いが、この半角スペースに込められているのではないでしょうか。

 

全角ではなく半角というのは、「二つの間にある距離は決して届かないものではない」というメッセージでしょうか。美也のアイドルとしての理想は、彼女自身も「絶対に叶えられるもの」と思っていますし、プロデューサーももちろん、そう思っていなければいけないものです。

 

 

 

はい。どんなものにもきっと意味はあるはずと、こじつけのような考察をしてみました。こじつけと言いつつ、私自身は結構真面目に考えました。

 

まあ、つまり何を伝えたかったかというと、

 

 

 

ハッピ~ エフェクト!の「ハッピ~」と「エフェクト!」の間には半角スペースがあるよってことです!!!!!!!!