れぽてんの雑感

水瀬いのりと夏川椎菜と上田麗奈のオタクで美也Pです

※ネタバレ注意 「Free Turn」の尊さ ~タイアップだから見せられた二面性~

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 みなさんこんにちは、れぽてんです。現在大ヒット上映中の「劇場版ハイスクール・フリート」、みなさんはもうご覧になりましたか? 私は先日MX4Dで見てきましたが、海戦シーンの臨場感が最高でした。あと明乃とましろがお風呂に入るシーンでほのかに石鹸の香りがしたのは気のせいじゃなかったと思います。噂にあった「女の子の香り」というやつだったんでしょうか。何はともあれ、まだ見ていない方やもう一度見られる方はぜひMX4Dで鑑賞されることをおすすめします。

 今回の記事は、そんな劇場版はいふりで主題歌として使われているTrySailのFree Turnの歌詞解釈についてです。長くなるかと思いますが、どうかお付き合いくだされば。

 

TrySailの曲としてのFree Turn

 私は映画を見る前にFree Turnを単体で聞きました。その時に感じた印象は「まさにTrySailの曲だな」といったものでした。

 

ずっと 当たり前と 同じ道を歩むのだと

この軌跡を 疑うことなど できないよ

 

きっと 忘れていた 決別の日がくることを

 

もちさん、天ちゃん、ナンちゃんは今TrySailというユニットで一緒に活動しています。私たちファンは「彼女たち3人はずっと同じユニットで、この先も同じ道を歩むんだろう」と当たり前に考え、そのことを疑うなんてしていないと思います。私もそう思っています。でも、この詞を聞いてハッとしました。声優界は今や群雄割拠の時代です。先のことなんて誰にも分かりません。あるいはそうでなくとも、メンバーの誰かに、何かが起きるかもしれないのです。"ずっと" なんてものはあり得ないのです。TrySailというユニットに別れを告げなければならない時がいつか来るかもしれないのです。

 

守りたいよ "ただいま" 言える場所

 

今3人はソロとしても様々な場面で活躍しています。天ちゃんは、元からそうでしたが、アニメへの出演が非常に多いですし、もちょも最近重要な役どころのキャラを次々と射止めています。ナンちゃんはアニメへの出演こそそこまで多くないものの、朗読劇への参加やゲーム実況、小説の執筆などを通じ、そのマルチな才能を開花させています。そして、3人全員ソロアーティストとしても大活躍を見せています。まあ、方向性は全く違いますが。そんな、3人がバラバラな活動をしている中でも、TrySailというユニットは彼女たちにとって「ただいま」と言えるような、帰る場所になっているのではないでしょうか。

 Free Turnの詞の端々から感じ取れる、TrySailというユニットとのリンクが、この曲の大きな魅力なんじゃないかと思います。

 

・タイアップ曲としてのFree Turn

 そして劇場版はいふりを見た後、私の中でこの曲に対する印象が180度ひっくり返りました。何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、「Free Turnは劇場版はいふりの主題歌」なんですよね。映画を見て初めて、この曲は明乃とましろについて語ったものである、ということに気づきました。

 

ずっと 当たり前と 同じ道を歩むのだと
この軌跡を 疑うことなど できないよ

 

 この歌詞なんてまさに、劇中でも主題の一つとなった「明乃とましろの別れ」じゃないですか。テレビシリーズで数々の困難を乗り越え、家族となった晴風艦隊ですが、その中でも明乃とましろは殊に絆が深まった2人です。ましろは明乃を艦長として認め、明乃もまたパートナーとして、ましろを心から信頼するようになります。きっと2人は、この先もずっと艦長と副長の関係として同じ道を歩むと疑っていなかったはずです。そんな中提案されたましろの比叡への異動。この歌詞とのリンクを感じます。

 

いっそ 笑顔のまま 送り出すと決めてたのに

まだ気持ちが 受け入れられない 旅立ちを

 

 こことか中盤の明乃の葛藤まんまじゃないですか。もし例の事件がなかったら、きっとましろは比叡に行く決断をしていたことでしょう。その時明乃はどんな表情で、どんな言葉で彼女を送り出すのでしょうか。

 

ほら目指せ進むべき航路(みらい)へ(1番)

 

ほら目指せ進むべき航路(みらい)へ 共に(ラスサビ)

 

 ラスサビ、本質すぎて語るのがはばかられるレベル。この歌詞の仕掛け天才すぎませんか。劇中ラスト、ましろは明乃に対し、比叡には行かないと、そう宣言します。そこでFree Turnが流れる。最高すぎる流れでアドレナリンどばどばですよ。やばくないですか? しかもラスサビ「共に」ですよ? 死ぬ。

 

・Free Turnの二面性

 Free Turnは、TrySail単体として、そして劇場版はいふりのタイアップとして、尊さを二度感じることができる二面性を持った曲なのです。今からでも遅くありません。はいふりを履修していないTrySailのオタクは今すぐテレビシリーズ12話を見て劇場へ足を運んでください。Free Turnという曲の違った一面がきっと見えてくるはずです。

 また逆に「TrySailは全然知らないけどはいふりは好き!」という方、今回だけでもいいです、Free Turnを買って、どうかフルサイズをじっくりと聞いてみてください。刺さりまくると思います。そしてできれば、この幸せが夢じゃないならも聞いてみてください。こちらの曲もめちゃくちゃ尊いです。感じ方は個人差があるでしょうが、私はこれはミケもかの曲かなぁと思っています。

 そんな尊さの詰まったTrySail10枚目のシングル「Free Turn」、本当におすすめなので、ぜひ一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

Free Turn(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

Free Turn(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

  • アーティスト:TrySail
  • 発売日: 2020/01/22
  • メディア: CD
 

 

 

 

・余談 ~私のミケシロ、ミケもか論~

 最後に、話は逸れるのですが、私が劇場版で感じたミケシロ、ミケもかのことを書かせてください。マジで語りたい。

 「ましろから明乃への信頼」と「もえかから明乃への信頼」って、似ているんですけど決定的に違うんですよね。とても簡単に言うなら前者が「ビジネスパートナー的信頼」で、後者が「幼馴染的信頼」なんですよ。劇場版を見た方にはなんとなくニュアンスが伝わっていると信じたいんですが、この2つがはっきりするのが、クライマックスの海戦シーンです。

 まず晴風が要塞に突入するシーンです。もえかが「砲弾が着水した時の飛沫で晴風を隠す」という作戦に打って出るのですが、そこのもえかの明乃に対する信頼の仕方が激熱です。解釈一致です。信用しかありませんでした。「ミケちゃんなら大丈夫です」と言い切るもかちゃんマジ正妻。2人の幼いころから築き上げてきた絆を感じます。

 もう一つが、晴風が要塞から脱出するシーン。ここではましろから明乃への「うちの艦長なら何とかしてくれる」という絶対的信頼を感じ取れ、ここもまた最高です。この辺りはテレビシリーズを見ているとより "エモさ" を感じられるのではないでしょうか。