れぽてんの雑感

水瀬いのりと夏川椎菜と上田麗奈と小原好美のオタクで美也Pです

【セトリバレ注意】夏川椎菜埼玉公演セトリ考【MAKEOVER】

 

 みなさんこんにちは、れぽてんと申します。2022年5月1日にさいたま市文化センターで行われた「夏川椎菜2nd Live Tour 2022 MAKEOVER」に行ってきました。今回はごくごく簡単にですが、その感想を文字に残しておきます。披露された曲全部ではなく、抜粋する形としますので、その点だけご承知おきください。

 

 

 まず全体的にですが、めちゃくちゃ楽しかったです。ライブ中、そしてライブ後もずっと「プロットポイントから変わらない夏川椎菜らしさ」に酔いしれていました。私が思う「夏川椎菜らしさ」とは「セトリの順番やライブ構成、演出にナンちゃん自身の物語や今の想いが込められていること」です。曲の強さや、ナンちゃんが目指したい方向性は多分、初期のころから少し変わりはしたのだろうけど、「ここ(=夏川椎菜らしさ)だけは不変だなぁ」と、今回のライブでもそう思えました。受け取り手として、どれだけ時を経ても変わらずに「そう思えたこと」がうれしかったですし、ナンちゃんも「そこは変わらずにいてくれたこと」がうれしかったです。だから私は、ずっとナンちゃんを応援し続けられているのだと思います。

 

 

 ここからは「セトリ構成の物語性」を軸に書きます。序盤のRUNNY NOSE→トオボエ→アンチテーゼ→ステテクレバーの一連には、ナンちゃんがずっと言い続けている「社会への反抗心」が込められていました。絶対に「普通」なるものには染まらないぞと、私は私の道を行くんだぞと、そんなメッセージをビシビシと感じましたね。

 

その後のMCパートでは、ライブ前日、布団の上でダラダラとスマホをいじっていたら天さんから「今から服買いに行かない?」というLINE電話が来て、お互いにお店で服をコーディネートした、という話をしていました(唐突なナン天)。ショッピングの中身がどうだったかはさておき、「仲の良い相手と服を買いに行く」ってきわめて社会的行為じゃないですか。この前後の「アンバランスさ」も非常に面白かったです。

 

 

 続いて後半のとあるパートについてです。1曲1曲の解像度が激低なのはお許しいただければと思います。私の解釈を少し書かせていただきます。ボクはゾンビ→ワルモノウィル→パレイド→ミザントロープ→すーぱーだーりー→That's All Right!→チアミーチアユ―→キタイダイの話。

 

ボクはゾンビ→ワルモノウィルで描いたのは「孤独」と「秘めた攻撃性」、そして「それらから発露する他者への実際の攻撃」です。ボクはゾンビは「なかま」を増やそうとする曲ですし、ワルモノウィルは確かリリース時の声グラのインタビューだったかと記憶していますが、「ディレクターさんから『心にモンスター4匹くらい飼ってない? 大丈夫?』と心配された」みたいなエピソードをナンちゃん自身が話していました。孤独を感じるからこそ仲間を増やそうとしますし、仲間を増やしたいなら目立てばいい→攻撃的になるというプロセスですね。

 

これらの次にパレイドを持ってくることで、これまでのライブでこの曲に持たせていた役割を180度転換させました。つまり「ナンちゃんの内側を描いた曲」ではなく「パレイドという言葉の響き、ワードから連想される通りの煌びやかな外の世界」という転換です。ボクはゾンビ、ワルモノウィルで徹底的に内側を描く過程があったからこそ、パレイドを「特別な曲」ではなく「ただの1曲」として、舞台装置として扱うことができたのではないかと思います。

 

ミザントロープ→すーぱーだーりーで、そんな「弱い自分」を少しずつ肯定していきます。その先にあるのがThat's All Right!→チアミーチアユ―です。「こんな自分だけど、それも含めて私だし、きっとなんとかなる。応援してほしいし、今度は私がみんなを応援する番」なんてメッセージを、私は勝手に受け取りました。

 

で、キタイダイですよ。「期待しててね。絶対にその期待を越えてみせるから」なんですよ。つまりここの一連のセトリって「夏川椎菜がアーティストデビューから辿ってきた5年間」なんです。「弱い自分」や「何をすればいいのか分からない自分」、「理想とする自分」との戦いと、「弱いままでも進んでいった先に確かに見えるものがある」という今の夏川椎菜の姿。この軌跡を辿ったセトリだったんじゃないかなって、個人的には解釈しています。

 

 

 夏川椎菜は「自分を内に内に追い詰めていって、その過程で生まれた感情やアイデアを全部形にする/できる」タイプのアーティストです。この点だけはアーティストデビュー時から変わっていないなと、今回のライブでも確かにそう感じることができました。きっと、変わったところはたくさんあるのだろうけど、夏川椎菜夏川椎菜でした。

 

 私が参加する公演はあと2公演、群馬と愛知です。夏川椎菜が見せてくれる景色が楽しみで仕方ありません。期待も想像も越えて、先に先に、私たちヒヨコ群を引っ張っていってほしいなと、そう思います。終わります。