アンコールで流れたのは、プロデューサーと出会った最初の日にアイドルたちが撮った映像。そこで天海春香が見せてくれたのは、「お姫さまティアラ」でした。これは、一番最初のファンであるプロデューサーがアイドルに贈ったものです。

そして、アンコール曲で流れたのは「Destiny」。キャストさんたちの頭には、「お姫さまティアラ」が輝いていました。
ねぇ♪
最初に出逢った日 覚えてるかな?
あれから幾つ経っただろう
私は、アイドルとの1対1の関係性を描いたこの曲が大好きです。だから、このライブで一番聞きたかった曲といっても過言ではありません。
もし離れたって信じてるから
必ずまた逢える事を
上手く言葉に出来ないけど
だってきっと運命だよね
20年続いてきました。6ブランドにまで増えました。6ブランドそれぞれで山があって谷があって、順風満帆で来たブランドなんて一つもありません。離れてしまった人。離れかけてなお好きでい続けている人。悩みながら追い続けている人。この歌詞でいろいろなことを思って、気づいたら泣いていました。
* * *
その後のキャストさんたちの最後の挨拶。一人ひとりが本当に心からアイドルマスターを、自分たちが演じるアイドルたちを、そしてプロデューサーたちを愛していることが、紡ぐ言葉や涙から伝わってきました。20年で積み上げてきた愛を感じられました。また泣きそうになりました。でも、ASをメインに追ってきたわけでもない、担当アイドルがその中にいるわけでもない私が「泣いていいのか。泣くわけにはいかない」と、堪えました。
今井麻美さんが、夢の話をしてくださいました。「一年一年、年月を刻んでいっても、いつでもアイドルマスターを知ってくれる人が増えて、ずっと好きでいてくれること。それを叶えてくれたのが、仲間と、妹や弟たちだ」と。ASをメインで追ってきたわけでもない私が、このライブの現地にいる意味と価値を肯定してくれた言葉でした。
中村繪里子さんの挨拶。愛が溢れていました。繪里子さん自身、春香が大好きなこと。キャスト全員が自分のアイドルのために、そしてアイドルを見つけてくれたプロデューサー(「たち」ではないのがとても大切です)のために頑張っていたこと。
そしてこれからも絶対に走り続けること。
春香と。
みんなと。
みんなのアイドルと。
あなた。
見つけてくれたプロデューサーのために。
画面越しに真っ直ぐ見つめられて「あなた」と言われたその瞬間、涙はもう堪えようがありませんでした。アイドルマスターの20年の中に、アイドルマスターがつないできた愛の中に、「プロデューサー」や「ファン」といった大きな括りではなく、確かに「私(=あなた)」はいたのです。
「プロデュースはいつだって1対1。たった一人しかいないその担当アイドルと向き合い続けること」を信条としてきた私にとって、どうしようもなくうれしくて、そして報われる言葉でした。
* * *
私が春香さんに出会えたのは、きっと偶然です。担当アイドルである美也に、エミリーに、智代子に、咲ちゃんに、美鈴に出会えたのだって、きっと巡り合わせです。
でも、出会ってから積み重ねた想いが、大好きが、愛が、「その偶然は、きっと『運命の出会い』だったんだよ」と、そう言ってくれているような気がします。
私にとってアイドルマスターは、出会いのコンテンツです。人、物、景色、感情……たくさんの素敵な出会いをくれた存在です。20周年の日、2025年7月26日に思ったそんな気持ちを、この日私は、形あるものとして確かにここにあると感じられました。
