れぽてんの雑感

夏川椎菜さんと上田麗奈さんと小原好美さんのオタクで美也・エミリーPです

ある仕掛け人の一日。あるいは9月19日の記録

午前7時

 起床。というか目が覚めてしまった。5時間くらいしか寝られていない。体が重い。とりあえず1時間くらいお布団でもそもそ。



午前8時

 しょうがないので起きて朝ごはん。その後、お風呂に入って、歯を磨いて、この日のために用意したコーデを着て、化粧して、ベレー帽を被って、準備完了。鏡を覗いてみたんです。けっこうかわいくてビックリ!

 

 

午前10時45分

 行ってきます。



午後0時半

 原宿駅着。エミちゃんの応援広告をパシャリ。お昼の約束をしているのでバーミヤンへ向かう。

 

 食べ終わったら雨がやばかった。悪天候なのは知ってたのに、どうして傘を持ってこなかったんだろう……(ここにフリーレンの画像)

 というわけでダイソーで折り畳み傘を購入。それと、そもそも郁原ゆうさん宛てのお手紙の封筒が欲しかったので買った。



午後3時

 会場に到着。めっちゃ雨。とりあえず展示を見に行く。え! OVAコラボのまつともみやのワイヤレスイヤホンのブースもある!


 とかしてたらフォロワーとナチュエン。話してたらフォロワー(今日の連番)から連絡が来る。そうこうしている間にもなんかめっちゃフォロワーから捕捉される。この格好、視認性良すぎだ。名刺交換は超楽しい。



午後4時

 グッズの取引とかしながら開場時間を待つ。あ、ちょっと雨止んだ。せっかくだから写真撮ってー。ありがとう〜。

 

 

午後5時

 入場。スタッフさんに急いでプレゼントボックスの場所を聞く。すぐ目の前にあって恥ずかしい。その後、再度スタッフさんに場所を聞いて楽屋花を見に行……待って列長すぎる。諦めてお手洗……待って列長すぎる。



午後5時半

 あっっっっっっぶななんとか間に合った。信じられないくらいステージが遠い席でびっくり! 担当の主演公演なんですけど! 急いでペンラとかリングライトとかを準備。ギリセーフ。あ、緊張してきた。

 

 

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午後9時半
 良いライブだったね……お疲れ様、エミちゃん。

 

 フォロワーと合流しつつ、ライブの感想を言い合いながら打ち上げ会場へ。渋谷まで地味に歩くな。MCなしでほぼ立ちっぱなしだったから結構しんどい。
 
 
午後10時
 打ち上げ! なんと今回、3ラウンジ合同の大所帯。すごいね、人がたくさんいる。いろんな方とお話しできて楽しい。
 
 
午後23時59分
 終電ギリギリ。それでも、9月19日の最後にはここに戻ってきたかった。

 

 

余談

 次の日朝起きたら、とても体が軽かった。担当アイドルの主演公演の日は具合が悪くなるので、みんなも覚悟しておこう!

 

 

* * *

 

 

 2026年9月19日。大切な担当アイドルの、忘れ得ぬ主演公演の日。担当プロデューサーとして、今までで一番良い心持ちで臨むことができました。私がずっと焦がれ、求め、憧れた在り方に、少しだけ近づくことができたような気がしたライブでした。この気持ちを忘れずに、これからも歩んでいきたいな。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 以下、最後に。お気持ちです。苦手な方は読まないでください。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 14thライブの主演発表生配信以来、「ツイン主演」であることに対してのマイナスの言葉をたくさん目にしてきました。とても不快で不愉快でした。見もしていないのに、なぜそんなことを言えるのだろうと、ずっと思っていました。

 

 そして、そんなあなたたちへ。実際にあのライブを見て手のひらを返した人がいたら、私は絶対に許しません♪♪♪

君の主演公演を前に

 

大丈夫 ずっと歩いてきた道
ちゃんと今日へ 明日へ 続いてる

 

 ミリオンライブに出会うよりもずっと前、たまたま耳にしたその曲のこのフレーズに、私はこれまで何度も助けられ、支えられてきた。


 例えば、失敗できない受験の前。例えば、大切な試合の前。例えば、友人関係で悩んだとき。例えば、何度やってもうまくいかないことにぶつかったとき。

 

 「失敗するんじゃないか」「うまくいかないんじゃないか」「自分は何一つ成長できていないんじゃないか」と思うことが、幾度となくあった。

 

 今の立ち位置が分からなくなって、どこに進めばいいのか、そもそも自分は前に進めているのかすら分からなくなることが、たくさんあった。

 

 私はそうした時、決まってこの曲の再生ボタンに手を伸ばした。

 

大丈夫 ずっと歩いてきた道
ちゃんと今日へ 明日へ 続いてる

 

 そうだ。私はちゃんと、ゆっくりだけれど進んでいる。積み上げられている。今の私にだって、できることがある。

 

 私が私のことを信じる代わりに、この曲が私のことを信じさせてくれた。自分を信じる勇気を、たくさんもらってきた。

 

 

* * *

 

 

 だからそう、振り返れば、それは必然だったのかもしれないとも思う。

 

 きっかけは1枚のSSRカード。「私達はコスモガールズ! ver.ES」。

 

 憧れてやまなかったであろう、美しい黒髪をたたえた彼女の姿がそこにあった。

 

 なぜかは今もよく分かっていない。けれど、このエミリーに強烈に惹かれた。惹かれてしまった。

 

 半年悩んだ。私にとってエミリーはどういう存在なのか。私にとって「担当アイドル」とは、「担当プロデューサー」とは何なのか。

 

 その先で、私は彼女を担当することを決めた。ずっと「君だけの欠片」に救われてきて、そしてこんなにも彼女のことで悩めるくらい、大好きなのだから、自分の気持ちを素直に認めてあげてもいいのではないかと思った。

 

 ……その後、ある人からある機会に、言葉をいただいた。エミリーに加えてもう一人、私には宮尾美也というかけがえのない担当アイドルがいる。かけた時間の差。想いの差。2人に対する向き合い方に悩んだことは何回もある。

 

 その度に、その手紙を手に取り、もらった言葉を読み返し、背中を押してもらってきた。

 

「担当と一緒に楽しめる人はいっぱいいます。しかし、担当のために悩める人はそうそういません。エミリーにも美也にもあなたが必要です」

 

 ───今でも私は、あなたからもらった言葉を大切に抱えながら生きているよ。

 

 

* * *

 

 

 エミリーの紡ぐ言葉が大好きだ。それがとてもきれいだから、きっと彼女が見ている世界は美しいのだろうなと思う。そんな世界の見方ができる彼女が大好きだ。

 


 「伝えたい言葉なら 大切に紡がなきゃ」。そんな風に考えられるエミリーが大好きだ。言葉を大切に紡げるのは、その裏で人一倍の苦労や努力をしてきた証。これは私の経験則。けれど、そんなに大きく外れてはいないと思う。苦労や努力の経験は、そのまま人間的な魅力につながるものだから。

 

 

 見たものや聞いたものを、素直にそのまま言葉にして感情を表せるエミリーが大好きだ。彼女はそれを「あんまりはしゃぐのは大和撫子としてはしたない」なんて言うのだろうけど、これは彼女の長所であり、アイドルとしての誰にも負けない武器だと思っている。彼女が見る世界、そしてそこから生まれる彼女の想いは、きっとたくさんの人の心に届くはずだ。

 

 

* * *

 

 

 2026年9月19日。きっと忘れられない一日になる。彼女にとっても、おそらく私にとっても。

 

 会場に来てくれるたくさんの人を、配信を見てくれるたくさんの人を、この先の未来で映像を見てくれるかもしれないたくさんの人を、あなたの歌と舞いで魅了しましょう。

 

 そして、大輪の花が咲く瞬間を、仕掛け人として見届けさせてください。

過去だって手離さない~Crossing!がつなぐもの~

 ミリオンライブの1年をかけた壮大で長大な挑戦が、先日無事に終わりました。そう、52週連続CDリリースです。

lantis.jp

 

 これは、過去にリリースしてきたミリシタ1〜7周年曲およびミリシタテーマソング「Brand New Theater!」、ミリオンライブ10周年記念楽曲「Crossing!」の各アイドルソロバージョンを収録したCDを、1週間ごとに出していくというもの。ミリオンライブのアイドルは52人いますから、52週=ピッタリ1年というわけですね。

 

 そして、完走に合わせ先日ついにサブスク配信がスタートしました。52枚のCDをすべて買ったという人は、友人に1人いるのですが、まあ全体から見れば少ないでしょうから、これは大変ありがたいことに違いありません。

 私は美也とエミちゃん、春香さんの分しか購入していませんし、「他の子はどんな歌い方をしているのだろう」と気になっていました。似たような方は多いのではないでしょうか。

 

 そんな、きっと多くの人が周年曲を聞き直すだろうこのタイミング、あるいは初めて出会うという方もいるかもしれない今、私には書きたいことがあります。

 

 「"運命の出会いを信じてる?"」───Crossing!についてです。

 

 

* * *

 

 

 これは、Crossing!の2番に出てくる歌詞です。ミリシタ尺(=ゲームバージョン)には入っておらず、フルで聞かないと出会えない歌詞ですから、それはもう巧妙な仕掛けです。初めて聞いた時の衝撃は今も覚えています。

 なぜそれほど衝撃的だったのか。それはこのフレーズが、無印版アイドルマスターの開始時に出てくる選択肢だからです。2005年のフレーズに、2023年に、しかもミリオンライブで出会うとは夢にも思っていませんでした。

 

 Crossing!のフルサイズが公開された当初、もちろんこのことをご存知だった方も多いでしょう。私もその一人でした。けれど、それと同じくらい、このことを知らない方もいたように思います。

 別に、知らないからと言ってあなたにとってのCrossing!の魅力が損なわれるわけではありません。けれど、知っていることで見えてくるものがあるのもきっと確かです。

 

 曲は、歌われることで未来へとつながれていきます。ミリオン6thライブでAS曲のカバーが披露され、その魅力が広く伝わるとともに、曲に新たな息吹が吹き込まれたように。

 きっと言葉というのも同じなのでしょう。「"運命の出会いを信じてる?"」は、Crossing!の中で歌われることで、現在のフレーズになりました。過去から未来へ、バトンがつながれました。

 

 そして、そうすることでこのフレーズにはまた新たな意味が生まれました。

 

 「運命」という言葉は、彼女たちアイドルと(彼女たちの世界における)ファンが出会えたこと、そして私たちプロデューサーと出会えたことを表したものと、私は考えていました。

 そこに今回、「私たちがアイドルという存在に出会えたことって運命だよね」という、彼女たち自身の文脈が新たに乗りました。そう考えるのは、この歌詞に至る流れにこうあるからです。

 

拍手から 伝わる高揚感 (応えたいもっと)
最高を 塗り替えるペンライト (導いてもっと)

"運命の出会いを信じてる?" (感じてる!)

 

 これはアイドルとしてのステージを描いた歌詞です。自分はアイドルとして確かにこのステージに立っているという実感を描写したものです。

 だからこそ、運命というフレーズは「今自分はアイドルをしているという圧倒的な現実」につながりますし、そして「"運命の出会いを信じてる?"」のアンサーが「感じてる!」になるのです。

 

 「一人も手離さない」をブランドのコンセプト(理念と言ってもいい)とするミリオンライブは、過去すら手離さず、未来へと一緒に連れて行ったのです。なんて力強いコンテンツなんだと思いました。

 

 

* * *

 

 

 「運命」は、アイドルマスターにとってとても大切なものです。ソロレコーズという、大好きなアイドルだけを感じられるCDに触れながら、そのワードに思いを巡らせるというのもいいかもしれませんね。

 

「おめでとう」にありがとう

6月13日、ミリオンライブ14thライブの主演アイドルが発表されました。まさか、こんなにも早く担当アイドルの主演公演を見られるとは思っておらず、今も夢見心地です。

 

 私がエミリーを担当に加えたのは、2023年12月のこと。それまで私は長い間、美也の担当プロデューサーとしてだけい続けてきました。だから当時、エミリーという子が私にとって何なのか、どんな存在なのか、「担当」と言ってよいのか、とても悩みました。半年くらい考えました。

 その末に私は、彼女の仕掛け人でありたいと思い、決意しました。彼女の紡ぐ言葉や世界がどれだけもきれいで、そしてそれは誰かの支えや救いになるのだということを、仕掛け人というもっと近いところで彼女自身に伝え続けるとともに、一緒に道を紡げればと思ったのです。

 

 エミリーが主演と発表されてから、何人かの友人から直接「おめでとう!」という言葉をもらいました。それはメッセージだったり、身内が集まる通話だったりで。

 もしかしたら、それはそんなに珍しいことではないのかもしれません。ありふれたことなのかもしれません。けれど私にとって、こんなにうれしいことはありませんでした。私にとってかけがえのない存在である担当アイドルの晴れ舞台が決まったことを、他担当のプロデューサーが喜んでくれて、わざわざ言葉を伝えてくれるなんて。

 私からは一言、「ありがとうございます」と返しました。

 

 

 

 私に何ができるだろう。私は何がしたいだろう。私が彼女にしてあげたいこと、してあげられることは何だろう。恥ずかしながら、全く見えていません。

 ただ、この先きっと二度はない担当アイドルの主演公演。当日までのこの3カ月間を何より大事にできればと思います。エミリーと、彼女の一番近くでずっと共に歩んでくれているあの人の覚悟を受け止め、応えられる私でありたいです。

あふれる欠片を抱きしめて、当日をかけがえのない日にできるように

 

私が世界で一番好きな子についての話

 2026年3月27日。アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」のOVA第1弾にして、宮尾美也が主役の「アイドルマスター ミリオンライブ!~いつか、真ん中で~」Blu-rayが発売されました。

 

ミリアニOVA制作陣の皆さまへ。
 美也を主役に選んでくれてありがとうございます。美也という子を描こうとしてくれてありがとうございます。

美也が主役であることを祝福してくださった方へ。
 勝手ながら言わせてください。ありがとうございます。

OVAをすでに見てくださった方、あるいはこれから見ようかなと思っている方へ。
 ありがとうございます。もし良かったら、感想なんか教えてくれたらうれしいです。

 

 私自身はといえば、このOVAを見てから「美也の魅力ってどこなんだろう」「美也のことをもっと好きになってもらうにはどうしたらいいだろう」と考えることが増えました。

 

 そして、せっかくこうして考えるきっかけをもらったのだから、いっそのこと考え切ってまとめてしまえばいいと思いました。ですから今回は、私が思う彼女についての話を書き綴っていきます。彼女の担当プロデューサーを名乗らせていただいてから7年と少し経ちますが、こうしてまとめるのは初めてです。

 

 ……ちなみに、今の私が「美也の魅力って何だと思いますか?」と聞かれたら、こう答えます。

 

近い夢も遠い夢も同列にあって、同じ「叶えられる夢」であると捉えている世界観

 

 この記事で、あなたにそれを伝えられたらいいなと思います。

 

 近くて、遠くて、深くて、理解が及ばない───彼女は世界で一番素敵な女の子で、世界で一番素敵なアイドルです。少なくとも私は、それを信じています。

 

 

1. 美也の個性について

 のんびり、ふわふわ。でも野心家で、努力家。

 彼女のイメージと言いますか、事実そうなのですが……この側面がいわゆる「ギャップ」として、美也のことをあまり深くは知らないという方も認識してくださっている点かと思います。

ミリシタ公式HPでも「のんびり夢に向かう、 頑張り屋のゆるふわアイドル!」と紹介されています

millionlive-theaterdays.idolmaster-official.jp

 

 私はちょっとだけ意識的に、こことは違うところをいつも見るようにしています。

 私が彼女を見るときに大切にしている視点、つまり「彼女の個性」をここでは書いていきます。

 

1.1. 美也という子はわがままである

 彼女はとてもわがままです。でもそれは、決して自分勝手という意味ではありません。

 

①あれもこれも欲しがるわがままさ

 例えば「Cleasky 宮尾美也」の覚醒エピソード。

 

 例えば「シエル・エトワレ」の衣装エピソード。

 

 例えば「いつかの未来を夢見て」の覚醒エピソード。

 

 彼女はいろいろなものを欲しがります。あれもこれもと、どんどん言ってきます。落ち着いた子ですから、もしかしたらこれは意外な一面に含まれるのかもしれません。等身大の17歳の女の子らしさがうかがえるところです。

 

②「私を見ていてほしい」というわがままさ

 「ハッピ〜 エフェクト!」の覚醒エピソードとか。

 

 「ミリカン! アンコール」の覚醒エピソードとか。

 

 彼女は、お仕事の場面でよく「私を見ていてくださいね」と言ってくることが多いように思います。
 少し飛躍するかもしれませんが、わざわざ言葉にして伝えてくるところに、私は「他の子ではなく」というのをいつもとても感じています。わがままですね。

 

1.2. 想いを共有することを厭わない

 皆さんがその経験をお持ちかどうかは分かりませんが、私にはあります。「うれしい」や「楽しい」、「良いな」といった気持ちを、独り占めしておきたくなる感情です。「独占欲」と呼ばれるものになるんじゃないでしょうか。「自分だけが知っておきたい」というようなもの。

 想像しているよりもずっと、「この気持ちを誰かにも伝えて分かち合いたい」という行動を取るのは、難しい。

 

 けれど彼女は、それを厭わずにできる。だから「すごいな」と思うとともに、人としてとても魅力的だなと思います。

「ミャオコーデ」衣装エピソード

「バタフライ・エフェクト」衣装エピソード

 

 また、そんな他人を思える彼女だからこそ、他人のための行動をすぐに取ることができるのでしょう。「メメント?モメント♪ルルルルル☆」でも、「永遠の花」でもそうでした。

「メメント?モメント♪ルルルルル☆」イベントコミュでは、美也がまつりの記憶を取り戻すために奔走する姿が描かれています。美也の優しさがたくさん詰め込まれたこのコミュが、私は大好きです

「タウラス」覚醒前カード詳細。スキル名…………

「永遠の花」イベントコミュ。美也はゲスト的な登場ですが、落ち込んだ様子の子にすぐに声を掛けにいくなど、随所に彼女らしさが散りばめられていました

 

2. 美也の魅力について

 のんびりでふわふわで、努力家で野心家で、わがままで、想いの共有を大切にできる。私が見てきた/見ている彼女は、そんな子です。もう十分魅力的ですね。大好きです。

 

 でも、美也にしかない魅力って、何なんでしょう。どこにあるんでしょう。ずっと考え続けてきました。

 

* * *

 

 ソロ3曲目「ふわりずむ」でも歌っているように、「ドラマティックよりも日常の奏で」を大切にしている彼女。その一方で、1曲目「ハッピ~ エフェクト!」では「笑顔のバトンをみんなで繋げて世界をHAPPYにしちゃいましょう~」と世界平和を歌っています。ギャップがすごい。

open.spotify.com

open.spotify.com

 

2.1. リアリスティックな側面

 さて、突然ですが、美也は非常にリアリスティックな一面を持った子です。「宮尾美也とのメモリアルコミュ4」を見てみましょう。

 

 ここで分かるのは、「彼女が自らの実力の現在位置を正確に把握している」こと。つまり彼女は、「自分が叶えたいと思っている夢と、今のギャップをしっかりとつかんでいる」ことになります。「今の自分はこう。夢(あるいは近い目標、やりたいこと)はこうだから……ここが足りない。じゃあ努力しよう!(あるいはこうすればいい!)」という感じでしょうか。足元がとてもよく見えているわけです。

 

 この努力(行動)の方向が、彼女の場合は少しずれることが多い。でもそれは、彼女なりに考えた結果そうなっている。それこそ彼女の個性や魅力の一つと言えるでしょうし、プロデューサーとしてやるべきことは、そんな彼女が輝ける場所を用意することです。

 よほどずれていたら、それもまたプロデューサーの出番かなと。私だったら、なるべく彼女の気持ちに寄り添って、できる限りで意図を汲み取って、ほんの少しの軌道修正を図ろうとするかなと思います。

 

 さて、この「努力の方向がずれがち」(あるいは「行動がずれがち」)という部分が、彼女が「マイペース」と評される理由かなと個人的には見ています。だから、人よりも少しだけ歩みがずれてしまったり、遅れてしまったり、回り道をしてしまう。

 なんと言えばいいのか、彼女のマイペースさというのは「最短距離で一歩ずつ」というイメージではなく、「時には回り道をしながら、それでも真っ直ぐな道と同じ目的地に必ず辿り着く」を指しているのではないかなと。

 回り道をしているので、当然時間はかかります。でも彼女は必ず辿り着きます。そういうマイペースさなのではないかと思います。

 

 そんな彼女の良さが表れているコミュの一つが、「Legit Crossover」イベントコミュ第4話「Calling Likeness」ではないでしょうか。これは、シンデレラガールズの「レイジーレイジー」とCleaskyがコラボした際に展開されたストーリーです。

 仕事直前に突然失踪した一ノ瀬志希。普通であれば「仕事があるから戻ろうよ」と説得するでしょう(私ならそうします)。けれど美也は、志希の事情を聞いた上で、「私たちはコラボメンバーで、一緒にいられる時間はきっと多くない。仕事は心配だけれど、一緒にいないともったいない」と伝えて、志希と向き合います。

 優しく、賢く、独特な彼女らしい理由だと思います。

 

 また、そうした「ずれ」から、彼女には失敗も少なくない。「マイペース」という側面だけを見れば、「失敗をそんなに気にしない子なんだ」と捉えてしまうかもしれませんが、決してそうではありません。

 

 「マイペースユニット」の覚醒エピソードでは、競技にないパン食い競走を特訓してしまってチームに貢献できなかったことを気にしていました。

 

 「ミャオコーデ」の覚醒エピソードでは、リテイクを何度も出してしまっていることに負い目を感じているようでした。

 

 彼女はそうした失敗を時には自らの力で、時には仲間と一緒に、時にはプロデューサーの支えで乗り越えます。一つずつ、一歩ずつ。

 

 そう、「ドラマティック」なことなんてありません。全部全部、「日常の奏で」です。

 

2.2. ドラマティックよりも日常の奏でという「ギャップ」

 ここでこの章の一番最初に話を戻します。どこまで戻すかというとソロ曲の話までです。

 

 「世界平和」。あるいは彼女のアイドルとしての目標である「歴史の教科書に載ること」。どちらもとてもとても壮大です。普通は目標にも掲げないくらい、途方もないものです。

 そんな夢を、自らの実力の現在位置を正確に把握している聡い彼女が掲げている。ここの「ギャップ」が彼女の魅力の一つだと、私は思います。

彼女とのファーストコンタクトが描かれる「宮尾美也とのメモリアルコミュ1」。ここですでに「歴史の教科書に載る」という夢を口にしてくれています

 

 ここで「ギャップ」と鍵付きにしたのは、彼女にとってこのことはギャップではないからです。

 

 彼女は「歴史の教科書に載ること」が「遠い夢」であることを知っています。理解しています。だから叶えるために努力を重ねています。

「ふわりずむ」覚醒エピソード(画像提供:らいのふ氏)

 

 普通は掲げることすらしないような、途方もない目標。普通、努力したって届かない。だから努力すらしないでしょう。

 

 でも、彼女は努力する。なぜか。

 

 ……なんてことはありません。努力を重ねれば、きっと手が届くと「信じているから」です。それは「次のお仕事を成功させよう」「次のライブを成功させよう」といった「近い夢」を叶えられるイメージを持てるのと同じように。

 

 つまり、夢の近さ・遠さ(=夢までの距離)なんてものは彼女には関係がない。彼女の「夢」はすべて、日々の努力が叶えてくれると「彼女が信じているもの」なのです。

 

* * *

 

 この記事の一番最初に書きました。私が今、彼女の魅力は何ですかと聞かれたら、「近い夢も遠い夢も同列にあって、同じ『叶えられる夢』であると捉えている世界観」と答えると。

 

 今ならあなたに伝わるでしょうか。美也の世界は、手を伸ばせば届く距離のものと気が遠くなるほど途方もない距離のもので構成されているのです。

 

 そんな、近くて、遠くて、深くて、理解が及ばない彼女のことが大好きで、世界で一番素敵な子だと信じているから、私は彼女の担当プロデューサーをしています。

 

3. おわりに

 私が思う彼女の魅力は、ミリシタのコミュを時に材料にしながら、公式の出してきたものと時に戦いながら、さまざまな方の考えにも触れてインスピレーションをいただきながら、考えていったものです。

 だから、きっとあなただけが見ている「宮尾美也」もいると思います。もしよかったら、それもぜひ教えてください。

 

 ちなみに、最後の一番強調した部分についてですが、実はほぼ受け売りです。正確な表現をするならば、当時この考えを知り「いや、美也ってこれじゃん!!!!!!!!」と膝を打った、になるでしょうか。自分でもつかみ切れていなかったものを言語化・表現したものに出会えたと言いますか……とにかく衝撃を受けました。
 『宮尾美也という偶像』(https://xfolio.jp/portfolio/perico_004/works/3299363)という作品があります。私はこの本を、家の中で一番取り出しやすい位置に置いていて、すぐに手に取れるようにしています。

私にとってとても大切な本です

 

 この考え・解釈を根底に、改めて美也と向き合って、私なりに考えをまとめていって書き上げたのが今回の記事になります。
 彼女のことを好きだと思ってくれる人が、好きだと言ってくれる人が、一人でも増えてほしい。彼女の担当プロデューサーになってから、それを思い続け、願い続けています。この記事がその助けになるようなことがあれば、とてもうれしいです。

 

* * *

 

 最後に、大好きな彼女の、私が大好きな言葉でこの記事を終わらせたいと思います。

 

 私はこれからも、彼女の担当プロデューサーとして、彼女のための行動を、想いを積み重ねていきます。

 

 いつか一緒に、歴史の教科書に載るその日まで───

 

遠い目標でも、近づいてるって信じさせてくれる人が、私にはいますから……頑張りますよ~! お~!

(「ふわりずむ 宮尾美也」マスターレッスン ランク4 専用ボイス)

止まり木は/帰るところは──あなた。宮尾美也と郁田はるきについて

 宮尾美也担当プロデューサーであれば、郁田はるきは絶対に刺さる──はるきのコミュを一通り読んで、そう思った。

 

 別に、美也とはるきの性格や言動が似ている、と感じたわけではなかった。「じゃあ、なんでそう思ったんだろう」。いろいろと考えを巡らせた。

 

 その中で、「現行ノスタルジー」と「桜花拾」に「記憶」と「永遠」という共通項を見出して、それについて書こうともした。でも、うまくまとめられなかった。自分の感じたことの出力としてはどこかずれてしまった。だから、現段階で無理に言語化することを諦めた。

 

 けれど不思議なことに、そう決めたら一つ、頭に浮かんできたものがあった。今回はそれについて書き残しておきたい。

 

 美也とはるきについては、「プロデューサーとの歩み方」が似ている、と思うのだ。

 

* * *

 

 美也もはるきも、アイドルが昔からの憧れだったわけではない。彼女たちにとってアイドルは、偶然が運んできたもので、夢をかなえるための手段にすぎない(というのは少し言い過ぎかもしれないが)。
 今はアイドルとして活動してくれているが、その夢をかなえられる他の手段があるのなら、あるいは美也/はるきが望むのなら、形はアイドルでなくたっていい、と私は思っている。

「ふわりずむ 宮尾美也」にて、美也が39プロジェクトを知ったきっかけが明確に描かれた(参照:https://mltd.matsurihi.me/cards/3148)

はるきは、「W.I.N.G.編」の一番最初のコミュである「見つめる先にあるもの」でプロデューサーとの出会いが描かれる

 

 でも、だからこそプロデューサーが必要なのである。アイドルのプロデューサーではなく、美也/はるきに惹かれた存在としての、美也/はるきだけのプロデューサーが必要なのだ。プロデューサーと担当アイドルとは、一蓮托生である。その性質が特に強いのが、美也とはるきなのではないかと思う。


 美也にとっては「遠い目標でも、近づいていると信じさせてくれる人」(「ふわりずむ」マスターレッスンランク4専用ボイス)であり、はるきにとっては「走った先に何もなくても、ふたりで笑ってくれる人」(「連綿と、桜」)である。

マスターレッスン ランク4(いわゆる4凸)にも個別でテキストが設定されている

大好きな言葉。「連綿と、桜」の「幻燈」で読むことができる

 

 こうした「一蓮托生性」が垣間見られるコミュが、それぞれでもう一つある。

 

 まず、「初恋バタフライ」衣装エピソード。
 美也は、蝶は蛹から羽化しても、そこで終わることなく空に羽ばたいていくものだとした上で、「私も負けずに上を目指す」という決意を示してくれる。そして、「ずっと飛んでいると、ちょうちょも疲れてしまうと思うので……たまに、止まり木になってください~」とプロデューサーに要求(「わがままを言う」という表現でも差し支えないだろう)する。

彼女の担当プロデューサーとして、とても大切にしたい言葉

 

 はるきの方は「song for you」を出したい。
 このカードは少し特殊で「パラレルコレクション」といい、「アイドルのifの未来が垣間見える」ものだ。この世界線では、どうやらはるきはアイドルを辞めてアーティストとして活動を続けているようだった。その中で彼女は「自分の制御できないものがどんどん広がっていく」ことを感じ、「一度、距離を置いてみたいと」と、休みを考えていることをプロデューサーに明かす。
 そして、終盤、半年間の世界一周旅行に行くことを決めた彼女との空港でのシーン。彼女はプロデューサーに、「どこに行っても、わたしの帰るところはいつだってここです」と告げてくれる(この点は「桜花拾」が前提の話運びなのだが……そもそも「song for you」というカード自体が過去のコミュとのリンクがありすぎて、とてもではないがここでは説明し切れない。ぜひはるきを追ってみてほしい。はるきのコミュを一通り読んだ上での「song for you」はめちゃくちゃ刺さる)。

「桜花拾」で彼女が見出した「永遠」の先にあるものとして、この言葉を伝えてくれる

 

 「止まり木」と「帰るところはいつだってここ」。言葉は違うけれど、示しているものはとてもよく似ている。信用、そして信頼。美也にとっても、はるきにとっても、プロデューサーという存在はなくてはならないのだ。

 

 プロデューサーとして美也にできること、しなければならないこと、在らなければならない姿。
 プロデューサーとしてはるきにできること、しなければならないこと、在らなければならない姿。
 きっと、両者の像はとても近いのだと思う。だから私は「宮尾美也担当プロデューサーであれば、郁田はるきは絶対に刺さる」と思ったのかもしれない。

 

* * *

 

 私はこれからも、担当アイドル/惹かれたアイドルと向き合って、理解しようとする営みを続けていきたい。

 

 その先に、私にしかできない唯一無二のプロデュースがあると信じている。

 

私と郁田はるき

 どうして気になったのか、きっかけはよく覚えていない。

 

 強いて言えば、尊敬しているあるプロデューサーの方が「私は郁田はるきのファンなんです」と言っていたことくらいな気がする。あるいは、螺旋公演の現地参加を決め、「それまでに気になる子のWINGくらいはやっておきたいな」と思って、その延長線上ではるきに手を伸ばしただけかもしれない。

 

 ともあれ私は、2025年、郁田はるきという子に出会った。

 

 

 

* * *

 

 

 

 WINGを読んだ。めちゃくちゃ良かった。

 

 はるきは、自分の中に湧いてきた気持ちに対して「これはこういうもの」「これはこうかな?」「これは……ちょっと分からないかも」と分けた上で、ちゃんと言葉にして表現できて、かつ向き合うことができる柔軟さと寛容さを持った子だった。そして、外から何を言われても曲がることのない芯がある子だった。

 

 WINGの一つひとつの通過を喜び、その喜びをちゃんと言葉でプロデューサーに伝えて、思い出として積み重ねている姿もとても印象的だった。

シーズン1

シーズン2

シーズン3

シーズン4

 

 そして何より、モーニングコミュ9。


 てってれーてれれれってれーパーフェクトコミュニケーション。一発で惹かれた。かなり、かなり良い。空想の話として、乗るなら何がいいかという話題に「ドラゴン」と返して、それにうれしそうに受け答えしてくれる子を、好きになるなという方が無理だろう。

 

 

 

* * *

 

 

 

 ユニットにフォーカスが当てられたファン感謝祭を経てのGRAD。これが本当に良かった。とにかく良くて、良すぎて……うまい言葉が自分の中に見つけられなかった。

 

 彼女が長く続けてきた絵。歌やバラエティ出演といった、アイドルとしての活動。うまくいかないことが目の前にたくさんあって、それに押し潰されそうになっている姿が描かれていたのがGRADだ。

 

 それまでにいくつかのP-SSRのコミュも読んでいた。その上で、私ははるきの世界の見方やその受け取り方、それを受けての「どういう風に表そう」という部分の考え方、そしてその先にある表し方が好きだった。

 

 だから、こんなにも泥臭く、人間臭く悩んで、苦しんで、もがく姿が描かれていたGRADは、私にとってはるきが一気に近くなったエピソードだった。苦しくても、できなくても、どうしようもなく落ち込んでも、全部に真正面から向き合ってもがき続ける彼女を見て、「あ、こういう子だったんだ」と思った。ぼんやりとしていたはるきの輪郭が、私の中ではっきりとした。




* * *

 

 

 

 Landing Pointでは、とうとうはるきの問題の本質が描かれた。“引力”。「はるきには……その手に残したいものがないのか?」「……ある、はずなんです。でも…………わからなくて」。

 

 結局、このコミュ内ではるきの引力が何なのかに対する答えは明示されない。きっとそれは、彼女がこれから探していかなければならないものだからだろう。そう、プロデューサーと一緒に。はるき自身の手に残るような何かを。

 

 そして、この点のファーストステップが、シナリオイベント「結実、の先に」だったのではないかと思う。「足跡を感じられたのなら、それがその人の歩み。その人だけが感じられるものなんだろうなって……わたしの中にも、ちゃんとそれはあったんです」。彼女の中には、これまでのすべてがちゃんと積み上がっている。積み重なっている。そしてその先に、彼女だけが表現できるもの(引力)があるに違いない。

 

 また、少し巻き戻るが、STEPでは、Landing Pointで提示されたはるきの「問題」に対するはるき自身の答えが示されていた(と私は理解した)。「いつまでも、苦しかったり迷ったりしているわたしのこの声や想いが───どこまでの人に届いて、その心に残ってくれるかわからないですけど───わたしは、この世界が、人がとても好きだから、これからもずっと投げかけていたい。……たとえ、全部間違ってて何もかも消えてしまっても」。

 

 

 

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 はるきは、自らの気持ちに真摯に向き合える子だ。そして、自分の中に軸があって、芯がある。だから、向けられる言葉や感情をしっかりと受け止められて、落とし込むことができる。形にしようとできる。受け止められるからこそ、悩んで苦しんで傷ついてもがく……でも、そのことから逃げない“強さ”が、はるきにはある。

 

 「担当プロデューサー」だなんて名乗れない。だから、名乗らない。けれど、郁田はるきという子に惹かれた自分を信じて、時間をかけて本当によかった。

 

 私は、郁田はるきが大好きだ。