5月17日に都内某所で行われた「THE IDOLM@STER MILLION MOVEMENT OF STARDOM ROAD 04~06 合同リリースイベント」。私はこのイベントに、「未完成のポラリス」のフラスタを出しました。

私と、イラストを描いてくださった宮野さんを含め、計71人もの方にご参加をいただきました。ナンバリングのライブでもなければ、一般にチケットが販売されたイベントでもありません。CD購入者限定の上、当選者しか行けないイベントです。
ですから、これほど多くの方からご支援をいただけたことに対して、率直に驚きの気持ちがあったとともに、「未完成のポラリス」という曲が広く愛されていることを感じました。そのことが心から嬉しかったです。
今回のフラスタの意匠については、こちらの一連のポストで詳しく解説をしています。見ていただけますと幸いです。
どんな気持ちで私がこの企画に臨んだのか──今回は、それを記そうと思います。企画の主催者として以上に、私が個人としてどういう想いを込めたのかを綴ります。
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ミリオンライブというコンテンツが始まって11年、世界で一番愛して止まない担当アイドルである美也の初センターが、やっと来ました。
10thAct-1の「合言葉はスタートアップ!」で彼女がセンターに立ち、歌う姿を見て、涙が溢れてどうしようもありませんでした。今でも申し訳ないと思っているのですが、その後の1ブロック丸ごと記憶にありません。それくらい特別な出来事でした。
彼女がセンターに立つということは、「未完成のポラリス」は、私にとって何よりも“特別”です。
ミリシタ実装当時、蝶々さんは何度も何度も私たちに、美也の初センターが誰よりも嬉しいんだと伝えてくださいました。これが最初で最後かもしれない、とも仰っていました。蝶々さんにとっても“特別”なんだと、そう感じました。
だから、必ずあるこの曲のリリイベに、この曲の初披露の場にフラスタを出すのは、担当プロデューサーとしてやらなければならないことだと思ったのです。どれだけの人が美也の初センターを願っていたか、そして喜んでいるかを、形あるものとして蝶々さんに伝えなければいけないと思いました。今の私が彼女にしてあげられる、一世一代のプロデュースでした。
今回、ツイプラ立ち上げ時には「美也・蝶々さん宛て」の趣旨で考えていました。実際に美也のパネルだけで仕上げるデザイン案も私の中にはありました。ですが、制作を進めていく中で少しずつその考えは変わっていきました。
「美也が一番目立つように」というのは企画を立てさせていただいた者の“わがまま”として第一としつつ、「未完成のポラリス」の世界観を表現することを考えたときに、他の3人のパネルを用意しないというのはどうなのだろうと思ったのです。最終的には、4人全員のイラストパネルを飾ることができました。宮野さんには頭が上がりません。
またこれは、「美也P以外の方にも参加してほしい」という、私が企画を立てる時にはいつも思っているその願いを叶える大きな一助にもなったと感じています。大変素敵なイラスト、そしてデザイン案の清書の力です。宮野さんには頭が上がりません(二度目)。
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蝶々さんのXやインスタをご覧になられた方も多いかと思います。まさかあれほど言及してくださるとは露ほども思っておらず、当日はまず驚きの気持ちの方が大きかったです(なぜくまをもぎ取ろうとするのか)。
叶うことはないだろうと、そもそも考えてすらいなかったのですが、直接見ていただくこともできました。2ショットまで撮ってくださいました。その上で、5月17日のポストでは「幸せなお花」とまで言ってくださいました。感無量でした。
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5月19日、もう1件ポストが来ました。くまのぬいぐるみを用意した意図は、どうやら伝わったよう。安心しました。
さて、企画を主催したのは私でしたが、71人で出したフラスタです。私だけが蝶々さんから何かを受け取るのは私の主義思想に反するので、悩みました。
悩みましたが、せっかくなら込めた意図を知ってほしいと、返信することにしました。そうしたら、「特別なフラスタありがとうございましたー!!」と返ってきました(まず返信を予想していなかったです)。
その直後は「あぁ、良かったなぁ」なんて思いつつ、しばらくしてからもう一度文面をしっかりと読んで、噛み締めました。
どれだけ「特別」だと思っていても、心からそれを伝えても、相手(その対象)から同じ気持ちで、同じ種類で、同じ大きさで返ってくるとは決して限りません。届かないことだってたくさん、たくさんあります。今回で言えばなおさら。だって相手は芸能人なのですから。
だから「特別なフラスタ」だなんて、一番それが届いてほしかったあなたが言ってくれるんだと……フラスタに込めた“特別”が、フラスタに乗せた想いが届いたんだと、そのことを心で理解したら、どうしようもなく涙が溢れてきて、止まらなくなりました。気付いたら嗚咽を漏らしていました。
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私はいつも、こうした企画の主催をするときには、必ず「想いを預けてくださった」という点を意識するようにしています。私には企画を主催した者として、それを演者様に100%以上で届ける責務があります。だからこそ私ができる精一杯でアイデアを考えますし、拙すぎてとても見せられたものではありませんがデザインも起案します。時間もかけます。
だから、今回こんなにも素敵なフラスタが出来上がったのは、あるいは見てくださった方々に素敵だと思っていただけるようなフラスタにできたのは、参加してくださった方々お一人お一人のお力に他なりません。
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私は美也が大好きです。美也の一番の理解者として共に歩んでくださっている蝶々さんが大好きです。未来のことなのでずっとそう思えるかは分かりませんが、「ずっとそう思っていたいな」と思っています。
これまでプロデュースをしていく中で、失敗もたくさんしました。後悔だっていくつもあります。何をしても、誰に何を言われてもそれは消えなくて、ふとした時に思い出して傷ついたりもします。きっと忘れません。これからもそうした後悔を抱えながら、それでも私は美也の担当プロデューサーでい続けるのだと思います。
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私がこうした企画の主催をするのは、今回が最後です(何かまた強烈な動機が生まれない限り、ですが)。企画立ち上げの時から決めていました。
私がこの形でできる美也のプロデュースはやり切りました。「やり切った」と思えるのは、きっと幸せなことです。
「もう二度とプロデュースで後悔をしたくない」と、それを胸に刻んで、私はこれからも美也と蝶々さんの気持ちをたくさん考えて、寄り添って、その時々で彼女に一番してあげたい/してあげられると思った、私なりのプロデュースを重ねていきたいと思います。
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私はこのフラスタに、たくさんの“特別”を込めました。
今まで私がやってきたプロデュースの中で
一番これが特別であってほしい。
そう思いながら、願いながら、祈りながら動きました。
素敵なイラストは絵師さんの力です。
綺麗なパネルは印刷所さんの力です。
胸を打つフラスタはデザイナーさんの力です。
「私は本当に大したことはしていない」と、そう思っていました。
けれど、蝶々さんがお返事をくださったあの夜。
溢れてきた涙を流すままにしながら、
「ああ、私は頑張ったんだな。頑張っていたんだな」と、自然と思えました。
「誰かにとっての何かでありたい」とか、謙遜とか、そうしたものを越えて
ただただ自分を認めてあげることができました。
MOIW2023ののぼり企画で、初めて主催を務めました。
早いもので、そこからもう2年半が経ちます。
10thツアーではすべての公演にフラスタを出しました。
それでもその間私は、私のやってきたことを
ちゃんと認めてあげたことがありませんでした。
「それに値するようなことは全くしていない」と、その気持ちからでした。
でも、今なら言えます。言ってあげられます。
2年半もの間、頑張ってくれた私へ
よく頑張ったね。

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余談。フラスタめっちゃポンポンしてくださっててちょっと面白かったです(嬉しい)。
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