みなさんこんにちは、れぽてんです。今回は、11日にアイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズに実装された、宮尾美也ソロ2周目となるメインコミュ85話「とおくとおくたかく」について書いていこうかと思います。とりあえず、現時点での気持ちの整理や保管という意味合いを込めて。↓は実装前日夜のニコ生後に勢いだけで書いた記事です。
さて、まず私が勘違いしていた点を告白します。私は今回のコミュが「初恋バタフライのコミュ」であることを期待していました。宮尾美也のソロ2曲目であり、初恋の繊細さや大胆さ、いじらしさを情熱的に歌い上げた名曲である初恋バタフライ。"宮尾美也が" "ハッピ~ エフェクト! に続くソロとして" "この曲を歌う意味" が、あるいは初恋バタフライという曲の一つの解釈が、今回のコミュで明かされるのではないかと思っていました。だからこそ、コミュを見終わって私は「???」となりました。そして、しばらく経ってようやく気付いたのです。そう、今回実装されたのは「初恋バタフライのコミュ」ではなく「宮尾美也のメインコミュ」なのだと。あくまで語られるべきは初恋バタフライの解釈ではなく、"美也が" "渡された初恋バタフライという曲にどう向き合い" "何を思い、何を考え、どう動いたか" です。美也の行動、気持ち、そして成長が描かれているべきなのです。そこを私は勘違いしていました。
上記の点を踏まえた上で改めて考えると、良いコミュだったと思います。「初恋バタフライのコミュとしては10点だけれど、美也のコミュとしては90点」というのが私の評価です。
まず、「美也らしさ」がとても丁寧に描写されていると感じました。
「分からないのであれば、知っている人・答えを持っている人に聞きに行けばいい」。当然と言えば当然、単純明快な解決策です。しかし、なかなか「他人に初恋のエピソードを聞いて回る」というのは実行に勇気が要るものだとは思いませんか? また、こういう「いくら考えても自分の中の知識で無理ならば、臆せず、恥ずかしがらず、他者に教えを乞う」という、おそらく多くの人にとっては難しいであろう基本動作を、大胆かつ最短経路でこなそうとするこの部分は、とても美也らしいなと思いました。
次に、エピローグで美也から直接この言葉が聞けたことは非常に評価に値すると考えています(+38038億点。最高のコミュだが)。
初恋バタフライという美也にとっては新しい世界となった曲。そのお披露目公演を見事に成功させ、美也は大きく成長しました。彼女はまだ17歳です。この先多くの経験をし、知らない感情や自らの新たな一面に気付いていくことでしょう。そしてこの言葉から、美也自身がそれらを望んでいることが分かります。歩みを止めるつもりなど微塵もないということを実際に言葉として美也から聞けたことが、私はとても嬉しかったです。
さて、今回のコミュへの不満点と言いますか、消化不良の点です。そしておそらくこれは、私が初恋バタフライに「一人の女の子としての美也の完成形」を見ているがゆえのものだと思います。私は、このコミュの内容から「美也が初恋バタフライを歌っている姿」が想像できませんでした。「このコミュの内容を経て、じゃあ美也が初恋バタフライを歌えるようになるのか?」。
初恋を自分の中に見当たらないと言った美也(ここで私は宮尾美也女子高に通っている説を提唱します←)。
そして、ある種必要に駆られてプロデューサーに初恋をすると言った美也。
この結論に至ったのにも、美也なりの思索があったろうことは理解しています(プロデューサーの発言に気付きを得てから、美也が結論を出すまでに一晩経っています)。ただ、"あの" 初恋バタフライという曲を、自分の中に気持ちが見つからないままで歌えるものなのか? コミュで描かれているのは公演までの一部なのだろうけれども、この経験だけで、あの曲を、あそこまで感情を込めて歌えるのか?
このコミュを「成長の過渡期にある美也が歌う意味」という文脈で捉えた同僚もいると聞いています。でも、うーん、CDの初恋バタフライの美也の歌声って、確かに17歳の美也のものだと思うんですけど、このコミュで得られる経験だけで込められる感情から出る歌声じゃないんですよ。だから違和感を覚えたのだと思います。それなりに初恋に似た気持ちが美也の中にあったというなら、17歳でも感情を込めて歌うことはできるとは思いますが、自分の中に一切ない気持ちというと難しいのではないでしょうか。でもアイドルだし、いざ恋の歌を歌うとなった時のためのレッスンは受けてるか……。うん、この問題は一生解決しなさそう。美也、20歳くらいになったらもう一回歌ってくれ……。
結論も何も出ていませんが、今回はここまで。え? SSRのコミュも絡めたらもっと深い話ができるんじゃないかって? 190連引いても出ないんだよ。(注)
あと最後に、私は「美也はそれを恋と気付かないまま恋をして、失恋する時に初めて『そっか……私、好きだったんですね……』ってなってほしい派」です。美也、お前は無自覚に恋をして無自覚に失恋してくれ。それでは、またいつか。
(注)(21.05.18 0:35 追記)
ご報告:総課金額20,280円でした。