れぽてんの雑感

夏川椎菜さんと上田麗奈さんと小原好美さんのオタクで美也・エミリーPです

サマポケ備忘録⑤ ~蒼ルート~

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 みなさんこんにちは、れぽてんです。iOS版「Summer Pockets(サマーポケッツ、以下サマポケ)」の感想、第5回目です。1~4回目はこちら。

 

サマポケ備忘録① ~紬ルート~ - れぽてんの雑感 (hatenablog.jp)

サマポケ備忘録② ~鴎ルート~ - れぽてんの雑感 (hatenablog.jp)

サマポケ備忘録③ ~静久ルート~ - れぽてんの雑感 (hatenablog.jp)

サマポケ備忘録④ ~のみきルート~ - れぽてんの雑感 (hatenablog.jp)

 

今回は蒼ルート。めちゃくちゃ良かったです。今までは少し避けていたのですが、踏み込んだネタバレもありで書いていこうかと思います。というか、蒼ルートの存在自体がネタバレみたいなところあるし←

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎回どのルートをやるにも、流し気味ではありますが、プロローグは飛ばさないで見ていました。選択肢を変えてみたり、テキストに変化がないか確かめたりといった具合ですね。それが功を奏しました。うみちゃん!?

 

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チャーハンも下手で敬語を使わないうみちゃん。正直あり

 

なんか呼び方が「鷹原さん」から「羽依里さん」に変わってるし、敬語じゃないし、チャーハン下手くそだし一体何が起きたんだ・・・。どうやら4周目までじゃないとルートに入れないらしく、今後入ろうと思っても強制でバッドエンドになるみたいですね。私はうみちゃんルートは最後にやろうと思っていたので(そもそもルートの入り方が分からない)、うっかり1周目のセーブデータを消さないように注意しておきます。

 

それと、この状態になる前、もしかしたら別のヒロインルートのうみちゃんのセリフも変わっているのでしょうか。例えば、蒼ルートも3周目とかに入っていたら、敬語のうみちゃんが対応してくれたんですかね。でもそうなると「変態変態ド変態ーーーー!!」を言ってくれないのでは・・・?

 

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キタキタキタキタ

 

 蒼ルートの核心でもある「七影蝶(しちえいちょう)」。その正体は「人の記憶を保管する、見える人にだけ見える特別なもの」。見え方にも人によって差異があるみたい? そして、どうやら鳥白島に集まっているのは本当にたまたまなようですね。で、それを本来あるべき所に還す役目を担っているのが空門家。蒼はその過程で、双子の姉である藍の記憶を探すため、蝶に触れ続けている。おそらく、羽依里が島に来るずっと前から。蒼がお役目を担い始めたのがいつかは分かりませんが、夏が訪れる度に繰り返していたのでしょう。

 

蒼がよく寝ていたのもこれが関係していたようですね。人は眠っている間に記憶の整理を行う。逆に言えば、膨大な量の記憶を整頓するためには眠り続ける必要がある・・・。「藍のため」と気を張り続けていた状態が蒼をつなぎとめていたのでしょう。容体が比較的安定していて「また来年がある」と思えたことも、そこまで無理をする必要がなかったことに関係しているかもしれません。ルート中盤でそんな悠長なことを言っていられる場合ではなくなりましたが。

 

 そんな人の記憶を司る七影蝶。羽依里が触れたものに、紬ルートに関係するものがありましたね。鳥肌立ちました。

 

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灯台守の記憶。真相を知らぬまま、戦争で命を落とす

 

この部分は紬ルートを先にやっていて本当に良かったと思いました。多分、先に蒼をやっていても同じことを思ったと思いますが(どっちやねん)。

 

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そして真相は紬ルート終盤で語られる

 

もう一カ所、両ルートで関係するものと言えば「迷い橘」ですね。蒼ルート中盤で語られる蒼の藍に対する想い。その中で見覚えのある風景が出てきました。同様に紬ルート終盤、神隠しにあい灯台に閉じ込められた羽依里が外に見た景色はもしかして。

 

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左:蒼が証言する藍と眠っていた場所 右:羽依里が灯台の外に見た景色

 

 ルート終盤で藍がとうとう目を覚ますのですが、この子が結構コミカルなキャラで非常に良かったです。ただ一つ不満を言うなら、藍という子の掘り下げが少なかったかなという印象ですね。蒼との関係性、藍を取り巻く環境、幼少期のエピソード。このあたりの補足がもう少しあれば、より2人の絆を感じられたかもしれません。どうにも、藍という子が分かりづらかったかなと思います。蒼とイチャイチャしまくって藍がそれに呆れる。藍と一緒に蒼を取り合うみたいな平和なスピンオフあってもいいのよ。最後の展開から、藍、蒼が完全復活した後の話も見たいです。

 

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これは蒼の双子の姉ですわ

 

 ルート最終盤の蒼の記憶のシーンで涙が止まらなくなりました。蒼のヒロインテーマ「Other side Blue」のアレンジ「Deep Blue Blue」に乗せて紡がれる、最初の出会いからの、蒼の恋の記憶。「大好き」そして「ごめんね」。

 

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「ごめんね」じゃないんだよなぁ・・・

 

それと、この描写から見るに、本人の記憶であっても、本人の意思とはあまり関係なく、七影蝶として飛び去ってしまうことがあるようですね。だから記憶の欠落が起こるし、場合によっては目覚めなくなってしまう(記憶というのは自分が自分であると証明する唯一のものと言っていい。つまり、自身が維持できなくなるから?)。記憶の欠落というのは静久、のみきルートでも話題になりましたし、七影蝶の姿も何度か見ました。2周目をやらなければならないようですね。

 

 

 

以上、今回はここまで。正直に言います。無印ヒロインのルート良すぎん??? 蒼ルートは紬ルートに次ぐ出来だったように思います。次点で鴎。そして次回はいよいよ本命、メインヒロイン鳴瀬しろは。どんな風に罵ってくれるのかワクワクが止まりません。しろは、ゴミを見るような目で蔑んでくれ。

 

それと、鳴瀬しろはとイチャイチャできた時点でサマポケは完となります。ありがとうございました。・・・冗談です。全ヒロインをクリアした後に解放されるKeyお約束のグランドルートを見なければなりませんので。その前に識ルートもありますが、まあいいでしょう。それでは、またどこかで。

 

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ちょろすぎて心配になったけれど、愛にあふれたルートでした